竹中内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)記者会見要旨

(平成16年7月13日(火) 10時56分~11時09分 金融庁会見室)

1.発言要旨

おはようございます。

閣議がございました。閣議に関しまして、特に私の方から御報告することはございません。

閣僚懇の中で、総理からは「逆風の中、安定多数を獲得することができた。これからも基本方針どおり、構造改革を着実に進めていく」と、そのような趣旨のお話がございました。

麻生大臣から私の方に「選挙をやってみてどうですか」という、そういうお話がありましたので、「いい勉強になりました」とお答えをしておきました。

私の方からは以上です。

2.質疑応答

問)

郵政民営化ですけれども、「意見の違いは埋めてきたし埋まる」というような御発言をされていますが、党内のことは党内として、いわゆる民意という面で今回の選挙戦を通じて、有権者の方に郵政民営化について、どのような意見があるかというようなことを、選挙戦を通じて受け止められたのか。かつ、大臣ないしは郵政関係で、民営化に関して反対をしている候補への票の表れ方等をご覧になって、民意の反映としてどのようにご覧になるかという点について、受け止め方をお聞かせください。

答)

色々な遊説の中でも、郵政民営化してくれということに関して、かけ声がかかったこともありましたし、また民間でできることは民間でやるということに関しては、これはもう皆さん当然のことであると思っておられると思います。そういう意味では、大変大きな組織の民営化ですから、そういう意味では一体どうなるのかなというような思いは、国民の多くにあると思います。

ただ、民間でできることは民間でやるべきでしょうということに関しては、これは大変幅広い、ある意味でコンセンサス、更には期待があるものだと思っています。票の出方については、これはそのことだけで票が出ているわけでもありませんし、政治家として色々な方々に色々なことを期待しているということだと思います。私としては、いずれにしても郵政民営化をするという、これは総理の方針であり、その方向に向かって今も作業を諮問会議で、まさに始めようと思っておりますので、しっかりとその必要性、その効果、更にはその具体的な仕組みについて、オープンな議論をしていきたいと思います。

問)

今日、一部の報道で御兄弟が選挙に関連して、かなり党に協力をされたことに関して、やや疑問を投げかけるような報道があったと思うのですが、この件に関して、大臣が認識されている事実関係と経過について。

答)

肉親が選挙に出て、兄が、弟が出ているのでよろしくというふうに色々考えるのは当たり前で、肉親が何も手伝っていない候補者というのはいないのではないでしょうか。そういうことだと思っております。

問)

特に問題はなかったということですか。

答)

肉親として、色々知っている人によろしくというお願いをしたということだと思っておりますから、これはどの候補者においても当然のことながら、選挙で肉親が出れば、やはりそのようなことは当然なさっているのではないでしょうか。

問)

先月出ましたUFJの業務改善命令の宿題であった改善報告の締め切りが、一応今月下旬ということに設定されていたかと思います。そのUFJの経営改善に向けて、大臣の期待されることについて、少しお話いただければと思いますが。

答)

改善命令の中で書かれていることに尽きていると思いますが、基本的には複数の問題があったと。それぞれについて、やはりしっかりとした対応をしていただきたいということ。同時に、その複数の問題が生じた根は、やはり同じところにある。そのガバナンスをしっかりと強化していただかなければ問題は根本的には解決しないということだと思いますので、そういう点についてしっかりとした業務改善の計画を出していただきたい。これは、まずそうすることがやはり命令を受けた側、その銀行にとって必要なことだと思いますし、同時にそれが日本の経済に対して求められていることでもあると思います。

問)

同時に、その折に検査忌避については、それとは別に刑事告発についても、それはそれで検討するというお話があったかと思いますが、その検討の結論の時期ですね、できるだけ早い方がいいとお考えか、その目処についてお話いただければと思います。

答)

目処は持っておりません。以前から申し上げていますように、刑事告発するかどうかというのは、それがどの程度悪質なものであったのかということとか、どの程度検査に対して実態的な被害があったのかということと、総合的に勘案するべきものだと思っておりますので、そういうことはそういうこととして、しっかりと検討をするということであります。

問)

今回の選挙結果、もう一度振り返っていただきたいのですけれども、51という自民党の当初の目標ですけれども、当初は51というのが、それほど高い標準ではないというふうに見られていたと思うのですが、段々これが厳しい情勢になってきて、最終的に下回った。小泉総理も51というのを目標にしていたのですが、それで最終的に下回って、ただ与党で過半数を握っているから責任はないのだということで、ちょっと変節ともとれる動きをしたのですが、この小泉総理の判断についてどう思われるかということ、これが1点。

それともう1点が、御自身についてですが、100万票というのが一つのメルクマールと言われていたのですが、構造改革が信任されているかどうかというのは100万票とれるかどうかという話があったと思うのですが、最終的には72万票。自民党の候補の中では最大得票なのですが、100万票とれなかった。この100万票とれなかったことについてどう思うか。72万票で構造改革が信任されたと思われるか、この2点伺います。

答)

まず、選挙というのは当然目標をある程度掲げて戦うものだと思います。その時々の状況によって、順風が吹いたり逆風が吹いたり、当然いたします。今回の結果としては、自民党がマイナス2、公明党がプラス1でしたから、与党でマイナス1。何が起こったかというと、今回の選挙の変化は、野党の中での構造変化が起こったということに私は尽きていると思います。民主党がプラス12、共産党がマイナス11。そういう意味では、逆風がこれだけ吹いている中で、実は与党というのは現状勢力をほぼ維持したということでありますから、そういう意味では逆風が吹いたにもかかわらず、しっかりとした信任が得られたと思います。

そういう中で、総理の責任論等々が議論されるということ自体が、これはやはりむしろおかしいのではないでしょうか。当然のことながら、逆風の中で現状勢力を維持したわけですから、しっかりと構造改革を進めているということだと思います。

私の得票については、これは100万と誰が言ったのか知りませんけれども、私はそんなことを言った覚えもありませんし、むしろ新聞にはせいぜい30万だろうという予想もありました。この場でも申し上げましたけれども、比例代表の得票というのは、統計学的な手法を駆使しても、どのぐらいとれるかとか、そういうことはほとんど分からないわけで、ほとんど空想のような状況で100万と言ったり30万と言ったりしていたわけであります。私としては、準備期間ゼロで、支援団体ゼロで、70万人以上の方に竹中平蔵の名前を書いていただいたというのは、これは大変なことであるというふうに思って、深く感謝をしております。

問)

この閣議の後に、総理と15分ぐらいお話しされていたということですけれども、郵政民営化について意見交換がされたと思うのですが、具体的にどういう話をされたのか、改めてお伺いしたいのですが。

答)

総理には、「これからまさに、この逆風を逆ばねにして、更に強い構造改革を進めていかなければいけない」、総理もそのように言っておられますし、私もまさにそういうことであろうかと思っております。そのために、今後夏にかけての経済財政諮問会議の運営をどのようにしていくのか、その中で郵政の問題をどのようなタイミングで議論していくのかということについて、スケジュールを含めた調整を行わせていただきました。基本的には諮問会議は来週から再開することになると思いますし、郵政の民営化の議論そのものは、どういうタイミングで行うかというのは、最終的には若干の調整をいたしますけれども、近く郵政民営化の本格的な議論に入っていくということになると思います。

問)

先程のミサワホームの件ですけれども、お兄さんが応援されるのは当然としても、それが会社の幹部らに呼びかけるということが問題だと思います。これに関していかがでしょうか。

答)

兄は、色々な自分の知っている人によろしくというふうに呼びかけたと聞いております。組織として何かをしたということでは全くない。兄が、自分の知っている人によろしくというのは、これは先程も言いましたように、候補者誰もがやっていることなのではないのでしょうか。

問)

先程の選挙の評価ですけれども、現状勢力を維持した、ほぼ維持したというのは仰るとおりだと思うのですが、客観的に見れば自民党が第2党になったと、今回の選挙結果で。これは過去と比較しても、あるいは特に3年前と比較すれば大きな変化だと思うのですが、その変化の理由というのは、単に大臣は年金のタイムリーエラーとか言っておられましたけれども、それに尽きるものなのか、それとももう少し政治姿勢全般にわたるものなのか、この辺どうご覧になりますか。

答)

当然のことながら、一番大きかったのはタイムリーエラーだと思いますが、もちろん色々な国民の期待というのはあると思います。やはり健全な与党と健全な野党で、しっかりといい意味での競争をして、国民のためになる政治をして欲しいと。そういう意味では2大政党制に対する期待があって、だからこそ今回の場合でいうと、共産党から民主党への非常に大きな議席のシフトが起こっている。私はむしろ、2大政党がしっかりとお互い切磋琢磨すると、そういうことに対する国民の期待の表れであろうと思っています。

(以上)

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