竹中内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)記者会見要旨

(平成16年9月24日(金) 11時19分~11時32分 金融庁会見室)

1.発言要旨

おはようございます。

閣議がございました。閣議に関連して、私の直接担当する分野で御報告することはございません。

閣僚懇では、意見交換として、ビザの免除、観光立国との関係で、台湾等を中心とした観光客のビザ免除について石原大臣から問題提起があり、関係大臣が意見交換をされました。総理からは、どうしたらできるようになるか、本当に真剣に各省庁、知恵を出せという話がございました。

また、閣僚懇では、総理が昨日までの外遊の成果について御報告されて、ブラジル等々で、日本人は本当に自信を持ってやっていこうではないかと、そういうことを訴えたのだと。日本の企業、日本人の行動、世界的に本当に高く評価されている。そういうことに自信を持ってやっていこうということを自分は向こうでも申し上げたと、そのようなお話をされました。

閣僚懇については以上でございますが、私から1つ発言をさせていただきます。

先般、9月14日に「道州制特区」についての懇談の場を設けることを発表いたしておりますけれども、そのメンバーが固まりましたのでお知らせしておきます。メンバーは、私のほか、高橋北海道知事、木村和歌山県知事、本間経済財政諮問会議議員、宮脇北海道大学教授、そして内閣府の大田政策統括官とするということでございます。

なお、第1回の懇談会につきましては、今後、日程調整を行った上で、できるだけ早く開催したいと思っております。

私からは以上です。

2.質疑応答

問)

先日、基準地価が発表されたのですけれども、依然、地価の下落が続いているのですが、大臣としてはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

答)

土地に限らず資産の価格というのは、その資産が生み出す収益、将来にわたっての収益を現在価値に割り引いて、それが資産の価値になっていくということだと思います。そういう点からいいますと、まだ日本の土地について、調整が終わったところもあるけれども、そういう調整が終わっていないところもあるということだと思っております。非常に極端な資産インフレの後の資産価格の調整が、依然として続いているということだと思っております。そのためにも、我々としては、土地の利用価値を高めることが、その資産価値を高める唯一正当な方法であると思っておりますから、都市再生、地域再生、土地の利用価値を高めるための方法、そのための規制改革、そういったことを引き続きしっかりやっていかなければいけないと思います。

問)

今日の閣議後に、総理とお話をされたようですけれども、どのようなお話をされたのでしょうか。

答)

2週間近く、総理が外遊しておられましたので、その間に私が担当しておりました仕事について概略を御報告しました。特に金融関係で、行政処分等々重要な出来事があったものですから、もちろんその都度、出張先にはお知らせしておりますけれども、今日まとめて改めて、重要なことですので御報告しておきました。

問)

改造の話は、何かあったのでしょうか。

答)

もちろんありません。

問)

先週17日のシティバンクの処分に関してお伺いしたいのですが、今回、シティバンク在日支店の一部支店の認可取消しを含む厳しい行政処分を行いましたけれども、大臣としての感想をまずお聞かせいただきたいと思います。

それに関連しまして、今回の処分理由では、金融庁の監督権限が直接及ばないアメリカのシティバンク本店の経営姿勢も問題視しておりますけれども、そこまで踏み込むに至った判断についてお聞かせいただきたいと思います。

答)

まず、最初の感想ということでありますけれども、今回の行政処分でこのシティバンク・エヌ・エー在日支店が、我々が求めているように業務の運営とか管理の体制、そういうものをしっかりと行って、まさにコンプライアンスの体制をしっかりと強化、構築して、こうした問題が二度と起こらないように再発の防止にぜひ努め、信頼をしっかりと回復していっていただきたいというふうに思います。

2つ目の質問は、我々はもちろん法律の権限の中で仕事をしているわけであります。しかし、在日支店ということでありますから、在日支店に影響を及ぼす、その結果として、在日支店のコンプライアンスがしっかりとするためには、それは当然のことながら本店でもしっかり対応していただかなければいけないわけで、我々はもちろん法律の範囲の中で、日本での支店で結果を出していただきたいと、そのような対応で臨んでおります。

問)

9月の中間期末が近づいておりますけれども、主要行の不良債権比率半減目標が半年前倒しでできるという大臣の見通しに、現時点で変化はありませんでしょうか。UFJの不良債権比率が、9月末時点で10%程度になる見通しなのですけれども、その半年前倒しで4%台という半減目標達成の見通しはいかがでしょうか。

答)

これは、個社の決算、これから向かうところでありますので、その数字を見て御判断いただくしかないわけでありますけれども、基本的には2年前に8.4%であったものが、この3月期に5.2%に低下してきて、目標の4%台が目の前に来ているという状況でありますので、結果は数字が出てみないともちろんわかりません。しかし、全体として目標に向かってしっかりと進捗しているというふうに認識しています。

問)

毎度の質問で恐縮なのですけれども、UFJの刑事告発の検討については、状況に変化がございますでしょうか。

答)

前回までずっと申し上げていますように、我々として法令に則って適正に対応するために、今しっかりと内部で検討を進めています。

問)

シティバンクについて、2件お聞きしたいのですけれども、犯罪性が疑われるような事案というのは、金融庁として認知されているのかどうかということが1点目。

それから2点目が、今回の行政処分を見ますと、かつて業務改善命令を受けていたのにまた同じ違法行為を繰り返したり、あるいは反社会的な勢力の活動に加担しているような事案が含まれておりまして、その悪質さにおいて際立っていると思うのですが、在日のヘッドクォーターである東京支店そのものに対する免許取消しというオプションも、処分の重さという意味においてあり得たのではないかと思うのですが、その辺についての大臣のお考えをよろしくお願いします。

答)

まず、最初の犯罪性を認知していたかと。正確には、犯罪性のある行為があるかどうかについて認知していたか。そういった問題についての認知、そういった問題というのは行政処分の1つの理由になっておりますので、もちろんそういった認識に立って今回の処分を行ったということです。

第2番目の問題は、基本的には個別の行政処分の判断の問題で個社のことになりますので、個々のコメントは差し控えさせていただかなければいけませんが、基本的にはプライベートバンキング部における今回の出来事があった。それに対して、その部を対象に行政の処分を行ったと、そのように御認識いただきたいと思います。

問)

追加で1点、刑事告発の検討というのはあり得るのでしょうか。

答)

何に関してですか。

問)

シティの今回の行政処分でさまざま指摘されましたけれども、行政処分は行政処分としてあったのだけれども、公務員としてその過程において金融庁として犯罪を認知したのであれば、告発することもあり得るかと思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。

答)

個別の話ですので、それについてコメントはできません。我々としては、当然のことながら法令に則って、そうした問題については、いつも申し上げているように適正に対応していくということになろうかと思います。

ただ、具体的には犯罪があったという言い方をされましたけれども、それについての犯罪的な行為に対して、金融活動をそれをインボルブするような形で行っていたというのが今回の行政処分の中身でありますから、その犯罪があったかどうかというのを判断するのは、これは我々の勤めではありません。これは、捜査当局の勤めでありますので、我々は金融行政の立場から、先ほど申し上げたような処分を行っているということです。

問)

毎度恐縮なのですけれども、野球の件なのですが、ストライキが週末回避されたわけですけれども、大臣個人の感想として、一連の経過をどういうふうにお考えになっているかということ。あと、仙台を舞台に新規参入の動きが目立ってきているのですけれども、何か今後の展望で期待されることを改めてお聞かせ願います。

答)

私は、もうキーワードは2つだと思います。1つは、参入のルール。これまで、これは私が物心ついてから、ずっと日本のプロ野球というのは2リーグ、それと12球団でやってきて、新規参入というのはなかった。マーケットが広がっているのに新規参入がなかったわけですけれども、今度色々な経緯を経て、新規参入というのがこのように今、俎上にのったわけでありますから、その新規参入というものを、そもそも今後も含めてどう考えていくのかということをぜひしっかりと議論してほしいなというのが第1点です。

第2は、やはりそこのプロセスの透明性だと思います。ぜひ、今、予想では2つの企業が争うということですけれども、これは競争入札といいますか、オープンなビットでしっかりと適正に選別されたということが、やはりファンの皆さん、国民に見えるようにしていただくということが大変重要なことなのではないかと思います。

同時に、あとは本当に個人の希望ですけれども、今回色々な事が議論なされましたね。例えば、交流戦云々、そういうふうなプロ野球活性化のためのいいアイディアというのが今回の一連の議論ではなされていますから、交流戦等、その活性化に資するようなアイディアについては、この際しっかりと取り入れていっていただければうれしいなと思います。

(以上)

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