伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年2月8日(火)9時40分~9時46分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

閣議がございまして、私共に関係する案件はございませんでした。また閣僚懇で、私から発言をさせていただくことはございませんでした。

以上です。

【質疑応答】

問)

偽造500円玉の話を伺いたいのですが、今日、関係省庁連絡会議が開かれるようですけれども、ここのところ相次いで偽造通貨の問題がかなり深刻な社会問題となっていますけれども、大臣としてのお考えをお聞かせ願えますか。

答)

この問題は、通貨の信認を揺るがしかねない大変重要な問題であると考えております。私共といたしましては、2月3日に財務省においてこの問題について発表が行なわれたわけでありますけれども、その後、各金融団体に対しまして本件に関する注意喚起を行なうとともに、傘下の金融機関への周知徹底を要請させていただいたところでございます。金融庁といたしましては、今後とも引き続き関係機関と緊密な情報交換を図りつつ、私共として対応出来る点があれば適切に対応していきたいと考えております。

問)

年末年始から偽の1万円札ですとか、この話題が続いているのですが、どういう対応をしていけばよいのか、もう少し具体的に何かおありですか。

答)

私共として具体的にどういう対応ができるのか、今検討させていただいているところでございます。今まず非常に重要なことは、各関係機関が緊密に情報交換をさせていただいて、事態の正確な把握をして、それぞれの官庁の中でできる対応策というものをしっかりやっていくことだと思っております。その中で私共といたしましては、各金融機関の方々に対して関係団体を通じて、この問題に対する注意喚起をさせていただき、そして周知徹底を要請させていただいたところでございますので、窓口でありますとか、或いはATMにおいてしっかりとしたチェックを行なっていただきたいと思っております。

問)

先週明らかになりましたフロッピーディスクの紛失なのですけれども、去年秋に発覚して以来、あまり間をおかずに2度目ということなのですが、これについて金融担当大臣としてどうお考えですか。

答)

金融機関の監督を行なう立場であります当庁において、再びこのような事件が発生しましたことにつきましては、極めて遺憾なことでございまして、申し訳なく存じております。深くお詫びを申し上げたいと思います。

問)

このフロッピーディスクの紛失なのですけれども、対策を講じていたはずなのですけれども、更にどういう対応をされていくということになるのでしょうか。

答)

今この問題に対する事実関係というものを徹底的に調査するように、監察官並びにコンプライアンス対応室に依頼をして調査を行なっているところであります。前回において体制を強化していく、或いは担当の職員に対する意識改革というものを行なっていく、或いは研修を実施する、更には文書取扱のルールを改訂するという所要の措置を講じたにも関わらずこのような事態が再発したわけでありますので、そのことに対して極めて遺憾だと思っております。問題点というものを正確に把握して、そして徹底した再発防止策を講じながら、二度とこのような問題が起きないようにしっかりとした対応を行なっていかなければいけない、そのことを強く指示したところであります。

問)

先ほどの偽造500円玉ですけれども、関係機関というのは全国銀行協会のほかどういうところがあるのでしょうか。

答)

関係機関は全国銀行協会、それから全国信用金庫協会、それから全国信用組合中央協会に対して注意喚起を行い、そして傘下の金融機関に対して周知徹底をしていただきたいと要請させていただいたところです。

問)

注意喚起の内容というのは、どういったものなのですか。

答)

先ほどお話をさせていただきましたように、まず偽造硬貨と偽のお札というものが例えばATMでありますとか、或いは窓口を通過していくことがないようにしっかりチェックをしていくことが非常に重要なことだと思いますので、その点について要請をさせていただいたところであります。

(以上)

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