伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

（平成17年７月１日（金）８時54分～８時57分　場所：国会内）

【大臣より発言】

閣議がございまして、金融庁に関係する案件はございませんでした。

以上です。

【質疑応答】

問）

大手金融機関を中心に、金融機関で個人情報の大量の紛失が相次いで発覚していますが、これについて今後の対応を含めて大臣の御所見をお聞かせください。

答）

個人情報保護の態勢については、金融機関の方々に一斉点検の要請をさせていただいて、６月中に報告していただきたいと、そのことを求めさせていただきました。従って、その報告の内容を見て、今後の取扱い、今後の対応というものを検討していきたいと思います。いずれにいたしましても、多くの金融機関において個人情報が漏洩をすると、そうしたことが判明をいたしておりますので、こうしたことに対しては大変遺憾なことだと思っております。金融機関にとって、個人情報を適切に管理することは極めて重要なことでありますので、個人情報の保護を適切に行っていただくよう、そのための努力を十分に行っていただきたいと思います。

問）

金融庁として今後の対応というのは何かお考えですか。

答）

報告を求めておりますので、その報告の内容を踏まえて今後の対応というものを、法令に基づいて適切に行っていきたいと思います。

問）

その報告ですが、各業法に基づく報告と個人情報保護法に基づくものもあると思うが、今回のそれは両方なのですか、それとも一方なのでしょうか。

答）

とにかく４月１日に個人情報保護法が施行されましたから、その中で残念ながら個人情報が漏洩するという事例が判明をいたしております。私共として一斉の点検を要請し、それに基づく報告を６月末までにお願いさせていただいておりますので、まずその報告の中身をよく私共として精査をさせていただいて、それに基づいて今後の対応を考えていきたいと思っています。

問）

これまでのところ金融庁の方で集計しているのはどれくらいの漏洩があったと御認識されていますか。

答）

数字については今皆様方にお話できる段階ではございません。昨日までに報告をしていただきたいと求めておりますので、今後その報告の内容を私共として精査していきたいと思います。

（以上）