英語版はこちら新しいウィンドウで開きます

伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年9月20日(火) 10時37分~10時42分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

本日の閣議でございますが、閣議の中で町村外務大臣から、小泉総理並びに外務大臣の第60回国連総会出席について御報告があり、更に中川経済産業大臣からアメリカ合衆国への出張について御報告がございました。金融庁に関連する案件はございませんでした。

以上です。

【質疑応答】

問)

生命保険の不当な不払問題で、先週、生命保険協会会長が明治安田生命以外の他社にもそういった不払の可能性があることを示唆しました。金融庁への報告は9月末までと存じていますが、現時点でのそういった他社への拡がりへの認識と、もしそういった他社にも不当な不払等があった場合の対応についてお聞かせください。

答)

今御質問の中にもございましたように、現在全ての生命保険会社に対して保険金等支払管理態勢の再点検を行うとともに、不払事案にかかる再検証を行うことを要請し、そして保険業法に基づいてその結果について9月30日までに報告を求めているところでございます。今、生命保険協会会長の記者会見の御指摘がございましたが、それは可能性についてのお答えではなかったかと思いますし、また報告の結果どのようなことになるかというのは、これは実際報告を受けて見てみませんと私共としての対応について言及することはできませんので、そのこと自体についてのコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として申し上げれば、保険会社において不適切な保険金等の不払が判明することが万が一あれば、これは言うまでもありませんが、まずは適切な顧客対応を行うことが極めて重要であると考えております。

問)

株価ですけれども、今日4年ぶりぐらいに1万3千円をつけたということですが、その評価と要因について、何か金融行政の観点から分析があればお聞かせください。

答)

株価の変動については様々な要因があって、その要因を特定するというのは非常に困難なことでありますし、そのことに対して直接的なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。一般論として申し上げれば、小泉政権発足の当時は、マイナスの経済成長の状況であったわけでありますし、私も金融行政を担当させていただいて、金融再生に取り組む過程の中で株価が7千円台という時期もございました。そうした中で構造改革を進めることによって、それが着実に進展し、そのことも今回株価が回復していく中で評価されてきている要因の一つになるのではないかなと、そうした声も市場の中で聞こえてくるところでございますから、私共とすれば構造改革の中で金融改革も一つの大きな柱でございますので、今後の日本経済が持続的に発展していくために、日本の経済の活力が更に向上していくために金融改革を「金融改革プログラム」に沿って、そこに盛込まれている諸施策というものを着実に推進していくことが重要なことであるとの認識の下でしっかり取り組んでいきたいと思います。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る