与謝野内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策) 記者会見要旨

(平成17年11月18日(金) 10時34分~10時39分 於 金融庁会見室)

1.発言要旨

閣議は、案件どおり淡々と進みました。今日は、総理、総務大臣、国交大臣がそれぞれ海外出張でございましたので、安倍官房長官が総理の臨時代理として閣議を主宰されました。

以上です。

2.質疑応答

問)

先ほど、東京三菱銀行とUFJ銀行に対して、金融庁から合併の認可書が交付されたのですけれども、金融担当相として、新銀行に期待するところなどがありましたらお願いします。

答)

合併する以上は、合併効果の大きい経営をやっていただきたいと思っております。これは、預金者、また貸出先等との関係で、俗な言葉ですけれども、やはりいい銀行になっていただきたいというのが正直な気持ちでございますし、合併効果の中には効率性、収益性というものもぜひ追求していただきたい、そのように私としては門出を祝福したいと思っております。

問)

政策金融改革の件ですけれども、かなり話は進んできたと思いますが、でき上がりの姿について、いわゆる完全民営会社でないとだめだ、特殊会社ではだめだという意見が出ているようですが、これについての所見をお願いします。

答)

民営化する以上は、その経営も民間的な手法、あるいはその銀行を持つところは政府ではなくて、いわば民間資本であるということが必要であろうと思いますし、完全民営化というのは、一般法人、すなわち商法、銀行法等の通常の他の金融機関と同じ制度の上にのるというのが私どもの考えていることでして、その問題が特に大きな政治問題であるとも思っておりません。淡々と、いわば普通の方がわかる民営化を進めていくということは当然のことだと私は思っております。

問)

東証の平均株価が、小泉政権発足以来の高値水準になっているのですけれども、この高値をつけた背景について、大臣は改めてどのようにお考えですか。

答)

これは、機関投資家であれ、個人投資家であれ、また外国からの投資家であれ、やはり日本経済の先行きに、それぞれの方々が確信と展望を持ち始めたことの証左であると私は思っております。この間、各企業においては、合理化、効率化ということを非常に真剣に進めましたし、また、主要行の不良債権の比率が3%を割って2.9%ぐらいになったということも、一つの好材料であるというふうに思っております。

(以上)

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