柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成13年6月8日(金)9時15分~9時22分)

【閣議案件等】

おはようございます。本日の閣議は、「平成12年度観光の状況に関する年次報告」の発表・報告がございました。閣僚発言もそれのみでございました。

閣僚懇も発言はなくて、官房長官の方から今日18時の閣僚懇の開催予定の報告、参加要請がありました。以上でございます。

【質疑応答】

問)

私的整理のガイドライン作りですが、昨日から民間レベルの協議会といいますか、研究会といいますか、それが始まりまして、いろいろ具体的な話に入ってくると思うのですが、何か調整が難航されるというような見方もあるようなんですけれども、改めて大臣として、このガイドライン作りに向けて、どういう点を期待されているのかお伺いしたいのですが。

答)

とにかくまずスタートしたことを大変うれしく、喜ばしく思います。これからなかなか微妙な問題でそうやさしくないので、ガイドラインというのも必要だということで、公正・透明・確実性ということが大事なのであり、それをどうやって構築するかというのは先程も言ったように、やさしい問題ではないので、叡知を双方出して、それからまた政府側も求められた場合には、十分な協力をして、そのガイドラインを作る意義に耐える良いものを作って頂きたいということでありまして、私の方からどの点がこの点がというようなことを、今申し上げられないし、本当にご努力を多とし感謝しながら見守るというのが私の姿勢です。

問)

先程出ました今日の経済財政諮問会議関係の閣僚懇で全閣僚出席ということなのですが、大臣としては何か申し上げたいことはありますか。

答)

別にないんですよね。別にないものですから、他の閣僚のご意見の開陳に耳を傾けたいと、こういうふうに思っております。

問)

では特にということはないということですか。

答)

まあ、必要ならば。何か言う必要が議論の展開の中であると考えれば、それはしますが、あらかじめ私がこういうことを言わなくてはいけないということはありません。

問)

今月の末に総理大臣がアメリカにいらっしゃますが、その際にアメリカ側から不良債権の、特にその決算の結果を受けて不良債権の処理の見通しについて説明を要求すると思いますけれども、日本側としてはどういうふうなことを今の時点でアメリカ政府に説明するべきか、お願いします。

答)

これは、今我々がこの前の緊急経済対策の中でも明確にしておりますし、今回の骨太の今後の経済運営方針の中でどういうふうに、それが集約して取り入れられるかは、それはちょっと私はまだ分かりませんけれども、いずれにしてもその基本の考え方というものを十分説明するということに尽きるというふうに思いますね。

たまたまですけれども、かねてアメリカはオフバランス化ということが大事だということを言っておってですね、そういうものに合致した方針を我が方も必要な段階になったということで、こういう措置をとるわけですから、それを説明すれば非常に理解が早いのではないかと、先方のですね。そういうふうに思います。

問)

大臣ご自身がアメリカにもう一度、再生委員長時代みたいに訪米されるご計画というのはありますか。

答)

今のところないんですけれどもね。ないんですけれども、まあ総理のご訪米の前に行かなくてはならないという、そういう必要性も感じませんし、総理のご訪米の後ですね、総理のご訪米の成果等も見ながらですね、どういうふうにするかというようなことで考えていくのかなあと、そんなふうに思ってますけれども。そうその別段、矢も楯もたまらず出かけなくてはならないというふうには思っていません。

問)

では、必要があると判断したら、行かれるということですか。

答)

そうです。

(以上)

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