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高木金融庁長官記者会見の概要

(平成16年4月26日(月)17時08分~17時15分)

【質疑応答】

問)

先週、横浜銀行が公的資金の返済をするということで、一部、普通株に転換して市場で売却するという内容で発表しましたけれども、このような形での公的資金の返済は初めてのケースというふうに聞いております。金融庁としての対応等をお聞かせください。

答)

今お話のように、横浜銀行の方から政府保有の優先株につきまして市場売却、それから買い入れ償却等の要請があったということであります。前から申し上げていますように、公的資金の返済につきましては、早期回収ということは基本的に望ましいというふうに考えております。

本件につきましては、御承知のように預金保険機構の方でいわゆる三原則という考え方を公表しているわけですけれども、その考え方に沿って、前向きに検討していきたいというふうに思っております。

問)

特別検査についてなのですけれども、大手行の特別検査が先週23日に通知されたというふうに聞いておりますけれども、この検査結果の公表時期も含めてですね、改めて進捗状況等をお聞かせ下さい。

答)

今お話のように、先週の金曜日に特別検査の結果につきましては一斉に通知をしております。

これまでも集計ベースで特別検査の結果につきましては公表させていただいておりますけれども、今回も同様の取扱いにしたいというふうに思っております。

今現在、検査局の方で集計作業なり、分析作業なりをしておりますので、できるだけ早くとは思っておりますけれども、公表時期については、そういった作業を見ながら今後検討をしたいというふうに思っております。

問)

官邸の方にお出でになられたようですけれども、お話の内容等をお聞かせいただければと思います。

答)

今お話のあった特別検査につきまして、先週金曜日に通知いたしましたので、その概ねの状況について御説明をしたということでございます。

問)

概ねどういう状況なのでしょうか。

答)

今それは取りまとめて、また、きちんとした集計ベースで取りまとめて公表したいと思います。その作業は、今申し上げましたように、できるだけ早くというふうに思っておりますが、具体的には今後検討して、公表したいというふうに思っております。

問)

郵政の準備室が発足してます。長官も副室長に御就任されたということで、改めて、主に郵政の金融面での取り仕切りを多分担われることになるかと思いますが、現時点での抱負等、ちょっと改めてお願いできれば。

答)

御承知のように郵政民営化につきましては、今日と言われているようですけれども、私もにわかにあれですけれども、参加しているわけではありませんから、中間の論点整理がなされるということなのですね。それで、秋頃に最終報告を取りまとめるということで、経済財政諮問会議の方でそういう議論がなされていくということなのですね。

準備室としては、そういった議論をしっかり受け止めて、法案化作業をしていく必要があるのですが、私は私として、その中でしっかり取組んでいきたいというふうに思っています。

問)

金融庁長官のお仕事も大変激務かと思うのですが、どういう身の施し方を、例えば、物理的にあちらに半分いるのだとか、あまり行かないとかですね。

答)

人事については私がコメントする立場にないのですが、こういった仕事とこういった仕事をやれという御指示でありますから、いずれの仕事も一生懸命取組んでいきたいと思います。それでいずれにしても仕事のある方にいるということだと思います。どちらの仕事も一生懸命やりたいと思っています。

問)

日本信販の顧客情報流出で、今日の午後記者会見を行って、最大で9万9千人もの情報が流出したのではないかという内容の会見だったのですが、これについて金融庁の対応等お願いします。

答)

日本信販の場合は経済産業省と確か共管だと思うのですが、関係省庁とよく相談しながら、きちっと対応したいと思います。いずれにしても、信用情報の保護というのは大変重要な話ですから、そういうことが、具体的にちょっと今まだ聞いていないのですが、そういうことの生じないように、行政としても、関係省庁ともよく相談しながら適切に対応したいというふうに思います。

(以上)

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