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高木金融庁長官記者会見の概要

(平成16年6月21日(月)17時01分~17時05分)

【質疑応答】

問)

先週末UFJグループに対して4件の業務改善命令が出されまして、非常に異例の事態だと思います。今後UFJに対して、金融庁としてどういう監督の方針で臨まれるのか。

答)

今お話のございましたように、UFJに対して4つの行政命令を先週末に打ったということで、こういう事態につきましては大変遺憾だというふうに思っております。金融庁といたしましては行政命令で業務改善計画の策定、提出、着実な実施を求めたというところでございますが、今後しっかりフォローしていきたいと、適切な監督に努めたいというふうに思っております。

またUFJにおかれましても、二度とこういうことが起きないように信頼回復に向けてしっかり全力で取り組んでいただきたいというふうに思っております。

問)

制度の問題なのですけれども、無認可共済の問題というのがだいぶ前から指摘されているのですけれども、規制の問題というのは金融審議会の方で議論していると思うのですけれども、なかなか具体的な方向性というのは見えにくいのですけれども、これについてはどういう作業になっておりますでしょうか。

答)

いわゆる無認可共済の検討につきましては、御承知のように金融審議会第二部会の保険ワーキングの方で御検討いただいております。先般のワーキングの方で、今度の22日に開催される金融審議会二部会の方にこれまでの検討の状況を御報告するということが了承されたというふうに聞いております。そういうこれまでの検討の状況を御報告いただいた後、やはりこれは色々難しい問題がございますので、引き続きワーキングで検討がなされていくというふうに思います。重要な課題でありますので、引き続きしっかりした議論をお願いしたいというふうに思っております。

問)

UFJのお話の中で、二度とそういうことが起きないように信頼回復をということですが、「二度とそういうこと」というのは4つまとめて業務改善命令を出されたことなのか、検査忌避など個別のことなのか、もう少し具体的に・・・。

答)

個々の問題、行政命令、行政処分に至った問題もそうですし、やはりそれが幅広く色々な問題があったということで、4つの行政命令になったわけですから、これは日本のいわゆる主要行としてこういう事態は大変遺憾だと思うのですね。ですから両方ひっくるめて、そういうことのないようにしっかり努力をしていただきたいというふうに思っております。

(以上)

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