|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
去る7月12日、金融庁幹部の人事異動があり、森昭治前長官が退任し、監督局長から高木祥吉新長官が就任しました。 新旧長官の記者会見において、森前長官から「金融再生委員会事務局長に就任してから一日も心休まることなく、懸命に仕事をやってきました。金融危機は乗り越えても、まだ盤石とまでは来ておりません。また、4月1日にペイオフが一部解禁され、金融機関においては収益力強化の正念場を迎えており、今回の異動で人心を一新し組織の活性化を図り、高木新長官の下で金融庁が求心力をもって金融行政を進めていくことを信じています。長い間ありがとうございました。」と3年半を思い出しながら退任に当たっての挨拶がありました。 引き続き挨拶をした高木新長官は、「『FSAの精神』、フォワードルッキング(Forward-looking)、スピーディー(Speedy)、アグレッシブ(Aggressive)、にいろいろな課題に対して前向きで積極的に、また迅速に、更に果敢に取り組んでいきたいと考えております。また、森前長官からも話がありましたが、今回の人事異動を契機に、大臣と一体となって「新しい金融庁」という気持ちで金融分野の構造改革に取り組んでいきたいと考えております。」と就任に当たっての決意を述べました。 |
||||||||||||||
|
|
|||||||||
1 |
.はじめに 金融庁では、4月12日に発表した「より強固な金融システムの構築に向けて」において、今後の我が国金融システムをより強固なものとするため、主として地域金融機関を念頭において、合併促進を中心とした施策を早急に検討することを発表し、その後検討を進めて参りました。 今般、検討状況の中間的な取りまとめとして7月10日に「地域金融機関を中心とした合併等を促進する施策について」を発表し、施策の基本的考え方や枠組みを示しました。 |
||||||||
2 |
.基本的考え方 |
||||||||
|
|||||||||
3 |
.施策の枠組み 上記の基本的な認識の下、各金融機関が将来を展望してそれぞれの経営戦略を定めるに当たって、合併等が一つの有力な選択肢となり、ひいては地域経済の活性化につながるような環境条件を整備するため、以下のような具体的な政策対応を行うこととしました。 |
||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
4 |
.今後の取り進め方 以上の素案を基に、今後、関係各方面のご意見を踏まえ、地域金融機関を中心とした合併等を促進する施策についての成案を取りまとめることとしています。 |
||||||||
【参考資料】 |
|||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 |
.懇話会設置の趣旨 「日本型金融システムと行政の将来ビジョン懇話会」は、不良債権処理をはじめ、現下の喫緊の課題につき広範な意見交換を行い、その上で幅広い視点から中長期的に、今後日本の金融システムが国民生活や企業経営において果たすべき役割等につき、包括的な将来像を展望し、併せて、こうした将来像の下で、金融・資本市場行政が国民ニーズにどう的確に対応していくべきかを検討するとの趣旨で、柳澤金融担当大臣の私的懇話会として設置されました。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 |
.開催状況 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 |
.懇話会報告書のとりまとめと今後の対応 これまでの会合で各委員から出された意見等に基づき、懇話会としての報告書を7月12日に公表しました。また、去る6月25日に閣議決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」においては、金融の将来像を展望する観点から、「中期ビジョン」のとりまとめについて盛り込まれたところであり、今後、懇話会の報告を基礎として、金融審議会に諮りつつ、金融庁として「中期ビジョン」を早急にとりまとめることを予定しています。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・金融システムと行政の将来ビジョン(サマリー) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|