第三回金融機能強化審査会 議事要旨

1.日時:

平成18年10月17日(火)14時00分~16時00分

2.議題:

  • 新委員の紹介
  • 経営強化計画(株式会社豊和銀行)の審議

3.議事内容

  • 松田昇前会長が委員を辞職したことに伴い、新たに選任された松田京司委員が紹介された。

  • 事務局より株式会社豊和銀行から提出された申請内容等について説明が行われた。

  • 株式会社豊和銀行頭取梛原憲治氏より経営強化計画について説明が行われた。

  • 株式会社豊和銀行より提出された経営強化計画について討議が行われ、委員から以下のような意見が出された。

    • 金融機能強化法の趣旨の1つとして、地域経済の活性化に資するということがある。公的資金の意義や重みは、しっかりと全職員に周知して欲しい。
    • 不良債権処理は容易ではないが、スケジュール通り適切に進めることが必要。
    • 今後、大口特定先への信用集中といった事態を繰り返さないためには、与信の限度額管理だけでなく、業種毎の融資構成等を含め、ポートフォリオ全体のリスク管理が必要。
    • 中小零細企業向けビジネスローンの強化では、スコアリングモデルの活用は入り口の話であり、そこから地元の企業を育てるような地域密着型金融を目指して欲しい。
    • 西日本シティ銀行との業務提携については、北九州地域という広域的な視点からのビジネス戦略を持つことも必要。
    • ガバナンスやコンプライアンスの強化のために、第三者有識者による「経営評価委員会」や「法令監査委員会」等が設置されたが、形だけ整備するのではなく、これらの仕組みをどのように活用していくかが重要。
    • この経営強化計画により過去のネガティブな面から訣別し、スタートラインに立ったと評価。今後、具体的にどのような経営がなされるかきちんとフォローアップしていく必要。
  • 以上の討議の後、審査会として株式会社豊和銀行の申請について了承することとされた。

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局 総務課・銀行第二課(内線3369・3366)
本議事要旨は暫定版であるため、今後変更があり得ます。

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