第7回金融機能強化審査会 議事要旨

1.日 時:

平成21年12月7日(月)13時30分~15時20分

2.議 題:

  • 経営強化計画(東和銀行及び高知銀行)の審議

3.議事内容

  • 事務局より、東和銀行及び高知銀行から提出された経営強化計画の概要等について説明が行われた。

  • 東和銀行の吉永國光頭取より経営強化計画の概要について説明が行われた後、質疑応答が行われた。概要は以下の通り。

    • 群馬県と埼玉県という2つの営業地域を、有機的につなげて管理しているのか、それとも各エリアの違いを意識しながら管理しているのか。
      • 群馬-埼玉間の電車の沿線毎に支店網を持っており、県境は意識していない。埼玉県でも地元行と認識されている。これまでは、人口の増減状況等の違いをあまり意識しなかったが、今後は各支店・地域の状況を十分考えながら営業推進していきたい。

    • 「どしゃぶりの雨の中でも傘をさし続ける」との姿勢は、与信リスクと裏腹な面があり、単なる取引先の保護・延命ではなく、ビジネスモデルの転換まで踏み込んだコンサルティング等が重要になると思われるが、そうした取組みを行っていくつもりはあるか。
      • 与信リスク管理については、債務者の訪問による状況把握を徹底してきた。取引先企業に対してビジネスモデルの転換を提案するのは難しいが、外部専門家との連携等を活用したい。経営強化計画では、経営指導等に係る本部担当組織の明確化や担当者の母店配置等の体制整備を進めることとしており、更に力を入れて取り組んでいきたい。

    • 株主は、投資先を信頼し、自らリスクを取って投資するのが普通だが、公的資金を投入する国民の中には貴行の株主になりたくない人もいるかもしれない。その意味で、単なる株主対応以上の真剣味が必要とも言えるが、ガバナンスの強化については、形だけでなく実質が伴わなければならない。平成19年に業務改善命令を受けた最大の原因は何であり、何を本当に変えようとしているのか。
      • 公的資金の重みは行員にも十分伝えるし、私(頭取)自身も噛みしめて経営にあたっていきたい。業務改善命令の最大の原因は、前代表取締役の独断専行と、それを牽制すべき取締役会の形骸化にあった。これを新体制で全て改め、牽制効果の発揮に留意しているが、今後、時間が経って同じ問題が再発しないよう、経営陣全員が考えながらやっていく必要があると考えている。

  • 高知銀行の伊野部重晃頭取より経営強化計画の概要について説明が行われた後、質疑応答が行われた。概要は以下の通り。

    • 中小企業に対し、決算書の適切な作成を含め、財務内容の適正化について、どのような指導を行っているのか。
      • 取引先の決算書の内容についてヒアリングを行い、修正バランスシートを作成する等の取組みを行っている。顧客との緊密な取引関係を通じて、コンサルティング業務を強めていきたい。

    • 既存取引先に対する深耕セールス主体の営業で貸出シェアが落ちたため、今後は新規開拓にも重点を置くとのことだが、貸出シェアの拡大につながらなくとも収益に貢献した業務はなかったのか。また、高知県産業振興計画を踏まえた新規開拓の一つとして、医療・福祉への取組みを強化するとのことだが、高齢者用マンション等のハードウェアだけでなく、ソフト面にも踏み込んで収益機会を狙っていくとの発想でよいか。
      • 既存先の維持は最優先だが、それに加えて新規開拓にも注力していきたい。高知県産業振興計画では、当県が得意とする分野の高付加価値化が大きな柱となっており、当行としても前向きに資金需要に応えていきたい。

    • 融資先が反社会的勢力であることが事後的に判明した場合の行内の是正プロセスはどうなっているか。公的資金として投入した国民の血税が反社会的勢力へ流れるようなことがないよう、慎重の上にも慎重を期して頂きたい。
      • 融資後に反社会的勢力と判明した顧客については、コンプライアンス統括部で登録を行い、回収に努めていく体制を採っている。日本全国及び業界全体で反社会的勢力を排除するとの意識が形成されてきており、当行としても全力をもって排除していきたい。

    • 監査役と頭取の定期的なミーティングはあるか。社外監査役から厳しい意見をもらうなど、実質のあるガバナンスをお願いしたい。
      • 当行の代表取締役と常勤監査役が年2回の定期会合を持ち、問題点の指摘等を行っている。当行の監査役4名のうち3名は社外監査役であり、取締役会等の重要な会議に出席してもらい、活発な意見を頂戴しているが、さらに議論を深めていきたい。

  • 2行の頭取が退室した後、経営強化計画について討議が行われた。その際の主な意見は以下の通り。

    • 東和銀行のガバナンスの強化については、形だけでなく実質が伴わなければならない。金融庁としてもモニタリングを継続し、より良い銀行となるよう指導をお願いしたい。
    • 高知銀行は、せっかく公的資金を入れてビジネスを強化するのであれば、単に県のビジョンに沿って貸出シェアを伸ばすだけでなく、今後の地域経済の中で伸ばすべき産業等を主体的に考え、取り組んで頂きたい。
    • 各委員からの意見について、当局としても各行の状況を十分にモニタリングする等、フォローアップをよろしくお願いしたい。
  • 以上の討議の後、審査会として東和銀行及び高知銀行の経営強化計画について了承することとされた。

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局 総務課・銀行第二課(内線3759・3763)
本議事要旨は暫定版であるため、今後変更があり得ます。

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