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平成16年1月30日
金融庁

15年9月期における不良債権の状況等(ポイント)

1.不良債権(金融再生法開示債権)の状況

15年9月期の全国銀行の金融再生法開示債権残高は31.6兆円であり、15年3月期の35.3兆円に比べ▲3.7兆円の減少となった。

これを内訳別にみると、要管理債権については、その新規発生が抑制される一方、業況改善、企業再生の進展等に伴う健全債権化が進んだこと(▲2.2兆円)等から▲2.9兆円の大幅な減少となった。また、危険債権及び破産更生等債権(以下「危険債権以下」と略称)については、業況悪化に伴う新規発生や要管理債権からの下方遷移がみられた一方で、オフバランス化が着実に実施されたことを受けて、▲0.8兆円の減少となった。

(参考)15年9月期における金融再生法開示債権の増減要因(単位:兆円)

(参考)15年9月期における金融再生法開示債権の増減要因(単位:兆円)

2.個別貸倒引当金の状況

15年9月期における全国銀行の個別貸倒引当金残高は5.5兆円と、再生子会社の活用やオフバランス化の進展を受けて、15年3月期の6.1兆円と比べ▲0.5兆円の減少となった。

3.不良債権処分損の状況

15年9月期における全国銀行の不良債権処分損(不良債権の処理に伴う損失)は2.5兆円と、前年同期(14年9月期)の1.8兆円と比べ0.7兆円の増加となった。(なお、りそな銀行を除いた場合には、同じく▲0.3兆円の減少。)

連絡・問い合わせ先

金融庁 Tel:03-3506-6000(代表)
監督局総務課(内線3706、3313)

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