臨時財務局検査監理官等会議の開催について

平成12年10月31日
金融庁

金融庁検査部は、本日10月31日(火)午前10時20分から臨時財務局検査監理官等会議を開催した。

本日の会議は、信用組合の集中検査が過半数の信用組合に対し実施されるまでに進捗してきたことから、全国の財務局の検査事務を統括する検査監理官等を招集し、検査の実施状況を把握するため開催した。

会議においては、財務局において実施している信用組合、信用金庫に対する検査における様々な問題点、例えば、中小零細企業等の経営実態の把握において、経営者の信用力、企業の成長性や技術力等、当該企業の決算書等に直ちに現れない判断材料の見方などについて意見交換を行うとともに、金融検査に当たっては、金融機関の規模や特性を十分踏まえ、金融検査マニュアルの機械的・画一的な運用に陥らぬよう、改めてその運用に当たっての認識を再確認した。

また、検査指導官及び全国財務局の検査監理官による現場の検査官に対する指導・研修を徹底するとともに、被検査信用組合等との意見交換を引き続き実施することを確認した。

なお、本日の会議においては、信用組合業界が実施した集中検査(第一陣56組合)の検査に関するアンケート調査結果についてヒアリングを行い、これを踏まえ、意見交換も併せて実施した。

連絡・問合せ先

金融庁検査部総務課
木村 (3506ー6197)
(3506ー6198)
原田 (3506ー6062)


(参考)信用組合集中検査実施状況(平成12検査事務年度)

(12年10月30日現在)

  実 施 予 定 予   告 立入検査開始 立入検査終了
全 国 255 156 134 113
  本 庁
関 東
近 畿
北海道
東 北
東 海
北 陸
中 国
四 国
九 州
福 岡

95
21
12
31
21
20
15

15
22

53
15

19
12
10
11

12
12

40
15

19
10
10
11



34
12

13
10
10
11


注1  平成12年10月30日現在の信用組合数は、283であるが、現在実施中の集中検査は、今後の存続可能性を見るためのものであるので、破綻公表済みのものは検査対象としていない。
注2  平成11検査事務年度において検査を実施している信用組合は7信用組合である。

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