1.日 時:平成9年7月18日 午後2時〜4時 2.場 所:合同庁舎第4号館 大蔵省第2特別会議室 3.議 題:企業年金に係る会計処理基準について 4.内 容: 企業年金資産・負債の貸借対照表上の認識についてヒヤリングを行っ た後、質疑を行った。 5.主な意見等 ○ 年金資産・負債のオンバランスの考え方においては、母体企業と年金資産との 関係をどう考えるかという観点からの議論も必要ではないか。 ○ 年金資産は年金負債をファイナンスする目的で法的にも保護されているという 性格上、年金資産と年金負債の差額をオンバランスとすることが適当であると考 える。 ○ 退職給付に関する負債については、実際に引当金を計上する必要がある引当不 足部分と年金基金へ未拠出部分とがある。負債の内容を考慮して表示の上でも区 別して考える必要があるのではないか。 ○ 年金資産・負債は差額で表示することが国際的にも一般的である。その内訳は 注記等で補完できるのではないか。 ○ 年金負債と年金資産を別々に捉えると、年金負債に対応する年金資産の運用損 益は営業外損益に計上されることになるが、年金費用の発生額は運用損益とのネ ットで捉えることが自然である。
担当者及び連絡先 大蔵省証券局企業財務課 多賀谷 TEL 03-3581-4111 |