1.日 時:平成9年12月4日 午後2時〜4時 2.場 所:中央合同庁舎第4号館 大蔵省第1特別会議室 3.議 題:企業年金に係る会計処理基準について 4.内 容: 割引率についてヒヤリングを行った後、質疑を行った。 5.主な意見等 ○ 割引率を使うことは負債を現在価値で計算するということになる。これと、資 産の期待運用収益率は分けて考えるべきではないか。 ○ 割引率は期末時点の率を使うという考えたもあるが、短期間に利率が大幅に変 動している時期にある一点だけの率が正しいといえるかという問題がある。 ○ 退職年金については、実際に年金資産のポートフォリオも考慮して運営されて いるので、財政計算では期待運用収益と関連づけて割引率を捉えるという考え方 もある。 ○ 割引率を会計上一つと決められるかは疑問であるが、比較可能性からは、ある 程度一定の幅の中で決めるような考え方が必要なのではないか。 ○ 年金負債や年金資産を清算価値で捉えるような考え方もあるが、企業は継続し ていくとの前提で長期的な観点から考えていくことも必要ではないか。
担当者及び連絡先 大蔵省証券局企業財務課 多賀谷 TEL 03-3581-4111 |