企業会計審議会第二部会議事要旨
                                                                              
                                                                              
                                                                              
1.日    時:平成10年 1月30日(金)  14時00分〜16時00分                           
                                                                              
2.場    所:合同庁舎四号館12階  大蔵省第一特別会議室                      
                                                                              
3.議    題:中間連結財務諸表等の監査基準の検討                              
                                                                              
4.議事内容:「中間監査基準の設定に関する公開草案」及び「監査基準、監査実施準
              則及び監査報告準則の改訂に関する公開草案」の原案について事務局よ
              り説明の後、自由討議を行った。                                  
                                                                              
5.主な意見                                                                  
                                                                              
    審議において出された主な意見は、次のとおり。                              
                                                                              
  ○  ”投資者の投資判断を損なわない程度”では年度監査と同じになるため、”著し
    く損なわない程度”として年度監査との違いを明らかにしてはどうか。          
                                                                              
  ○  今後の中間監査についてレベルアップが期待されている中で、”著しく損なわな
    い程度”という表現では、中間監査が安易な方向に流れてしまうのではないか。  
                                                                              
  ○  監査計画の設定(実施基準四)における”重要な虚偽記載を看過することなく”
    という表現は監査実施準則と同じであるため、”重要な”の表現を工夫し、年度監
    査との違いを明確にすべきではないか。                                      
                                                                              
  ○  中間監査基準において省略が認められている旨のみを記載するという点に関して
    は、省略を認めている制度の内容を記載するというのではなく、省略の事実を記載
    すべきではないか。省略の事実を記載すれば監査責任の明確化にもつながるのでは
    ないか。                                                                  
                                                                              
  ○  ”過度の負担”とあるが、日本の監査報酬は国際的に低く、過度ということには
    ならないのではないか。                                                    
                                                                              
                                                                       以  上

 

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TEL 03-3581-4111