企業会計審議会金融商品部会 議事要旨

 

日時:平成10年11月20日(金) 14時00分〜16時00分

場所:大蔵省第三特別会議室

議題:金融商品に係る会計基準

内容:公開草案の修正案の説明の後、意見交換を行った。


主な意見


 金融資産の消滅の認識において、現先などは金融取引になることを明確にしていることは分かりやすい。


 金融資産の消滅の認識の要件は、第三者対抗要件などは国によって法律の違いもあるので、実態に応じて法的に判断していくということでよいと思う。


 貸倒見積高のところに債権の区分は債務者区分であることを明確にする必要があるのではないか。


 その他有価証券の時価に平均価格を使う場合、1カ月程度としているのは曖昧であり明確にすべきではないか。


 一般事業会社におけるヘッジ取引は為替予約などが主要な手段であるので、為替関連のヘッジ取引は、ヘッジ対象もヘッジ手段も時価評価することは容易ではないか。ただし、外貨建取引等会計処理基準の修正は必要になるのではないか。