1.日 時:平成8年1月19日(金) 14時00分〜16時30分 2.場 所:本庁舎4階 第1会議室 3.議 題:「連結財務諸表を巡る諸問題」について 4.議事内容 金児昭参考人(信越化学工業(株)常務取締役経理部長)、石田浩一参考人(住友化学 工業(株)経理室部長補佐)、森谷享右参考人((株)ティ−オ−ピ−代表取締役)より連 結財務諸表を巡る諸問題についての報告が行われ、引き続いて討議が行われた。 主な意見は次のとおり。 ○ 企業の国際化・多角化、海外投資家の増加等の現状をみると、連結財務諸表の重要 性はますます高まってきており、連結ベースの情報を充実することが重要である。個 別ベースの情報について抜本的な簡素化を図ることも含め、十分な検討を行う必要が ある。 ○ どのような情報を有価証券報告書において開示していくべきかの検討は、営業報告 書やIRなど企業のディスクロ−ジャ−制度全体の枠組みを考慮した上で、進めてい くことが必要である。 ○ 開示企業が子会社として企業集団の中にある場合、親会社又は企業集団全体の情報 をどの程度開示することが適当かを検討する必要がある。 ○ 連結財務諸表の開示の充実にあたっては、個別財務諸表を基礎にして連結財務諸表 を作成するという現在の考え方をどこまで維持するのか、検討する必要がある。 ○ 連結の範囲に係る基準には支配力基準の考え方もあるが、何をもって支配の程度を 判断することができるのかという問題がある。
担当者及び連絡先 大蔵省証券局企業財務課 小谷、多賀谷 TEL 03-3581-4111 |