1.日 時:平成8年2月16日(金) 14時00分〜16時30分 2.場 所:合同庁舎4号館12階共用第3特別会議室 3.議 題:「連結財務諸表を巡る諸問題」について 4.議事内容 西川郁生参考人(日本公認会計士協会常務理事)、エリザベス・リン・ダニエルズ参 考人(モルガン・スタンレ−証券会社東京支店バイス・プレジデント)より連結財務諸 表を巡る諸問題についての報告が行われ、引き続いて討議が行われた。 主な意見は次のとおり。 ○ 投資情報としては、投資家がリスクとリタ−ンを適切に判断できるような情報の提 供が必要であるが、その際には企業グル−プ全体の経営状態を知るための連結財務諸 表が不可欠になる。 ○ 連結ベ−スの情報だけでは、かえって個々の会社固有のリスクがわかりにくくなる という問題もあり、個別ベ−スの情報の必要性は失われない。 ○ 連結範囲の決定方法としての支配力基準の考え方については、連結手続のあり方全 体と関わりを持つものであると考えられるが、これを導入している国でも、まだ必ず しも十分な理論的整理が行われているわけではないのではないか。
担当者及び連絡先 大蔵省証券局企業財務課 小谷、多賀谷 TEL 03-3581-4111 |