金融制度調査会総会(第34回)議事概要

 

        日  時    平成10年2月6日(金)10時00分〜12時00分          

        場  所    大蔵省第1特別会議室(4号館12F)                    

                                                                          

    冒頭、中井審議官より、近時の一連の不祥事についてのお詫びの挨拶があ

  った後、以下について報告、審議がなされた。                          

  (1)  電子マネー及び電子決済の環境整備に向けた懇談会の「中間的な論点整

      理」                                                            

  (2)  銀行グループのリスクの管理等に関する懇談会報告書                

  (3)  最近の金融行政の動向                                            

    (最近の金融行政の概観、金融システムの安定化のための緊急対策)    

                                                                      

1.電子マネー及び電子決済の環境整備に向けた懇談会の「中間的な論点整  

  理」について                                                        

    神田座長から、「中間的な論点整理」について説明があった。その後、自

  由討議が行われた。その際の主な意見は概ね以下の通り。                

  ・立法に当たっては、国際的整合性に配慮するべきとの意見があった。    

  ・電子マネーについては、一般消費者の理解を十分に得ていくよう努める必

    要がある。電子マネー発行体に破綻が生じた場合の事後救済についても検

    討していく必要があるとの意見があった。                            

                                                                      

2.銀行グループのリスクの管理等に関する懇談会報告書について          

    岩原座長から銀行グループのリスクの管理等に関する懇談会報告書につい

  て説明があった。その後、自由討議が行われた。その際の主な意見は概ね以

  下の通り。                                                          

  ・これから銀行グループのリスク管理のルール作りをしていく際には、市場

    リスクという観点からの考慮も必要であるとの意見があった。          

  ・銀行グループのリスク管理のルール作りに際しては、金融機関の実態に十

    分留意する必要があるとの意見があった。                            

  ・ルールを明確化し、その裁量の余地を最小限のものにすべきである、また

    途中で裁量的に変更されないことが重要であるという意見があった。    

  その後、報告書が了承された。                                        

                                                                      

3.最近の金融行政の動向について                                    

    最近の金融行政の概観及び金融システム安定化のための緊急対策について

  事務局から説明を行った。                                            

  (1)  その際、ディスクロージャー、自己査定の集計額の公表について、いろ

    いろな議論があった。主な意見は概ね以下の通り。                    

  ・今回の自己査定の集計結果公表によって、第II分類を含めて不良債権額で

    あると誤解されるのではないかという意見があった。                  

  ・自己査定の集計額を公表したことは、国民に不良債権の状況を認識しても

    らうために、むしろ積極的に評価すべきだといった意見があった。      

  ・ディスクロージャーの問題は、ディスクローズされる情報が、マネーマー

    ケットに於けるプロの間で信用されるかどうかが重要であるという意見が

    あった。                                                          

  (2)  今般の安定化策については、                                        

  ・国民の理解が十分に得られるよう分かりやすく説明する努力をする必要が

    あるという意見があった。                                          

  ・金融の安定は非常に重要であり、今般の安定化策が早期に成立することが

    必要であるという意見があった。                                    

  ・現下の経済情勢に対処するためには金融当局のみにとどまらず、政府全体

    としての取り組みが必要であるという意見があった。

 

担当者: 大蔵省 銀行局 調査課 吉井、新発田
連絡先: TEL 03-3581-4111(内線2801)

本議事概要は暫定版であるため今後修正がありえます。