日銀法改正小委員会(第10回会合)議事概要


                                                                              

1.日  時    平成9年2月4日(火)14時00分~16時00分                    

2.場  所    大蔵省第一特別会議室(4号館12F)                            

3.議  題    報告書案                                                            

                                                                              

4.議事概要                                                                  

                                                                              

      本会合では、まず、事務局より報告書案についての説明が行われ、その後、自由

    討議が行われた。自由討議で出された主な意見は概ね以下の通り。なお、本日の論

    議を踏まえ、金融制度調査会総会へ報告書として提出することで意見の一致をみた。  

                                                                              

  ・  政策委員会のうち、通貨及び金融の調節に関する事項を議事とする政策委員会の

    会議について、定期的に開催し、必要に応じ政府側が出席し、その議事録等を公開

    することとしているが、政策委員会の中でこのような特別な扱いをする会議をつく

    ることは、事実上政策委員会の2ボード化に繋がる懸念があるとの意見があった。

    一方、政策委員会において日銀の業務運営にかかわる事項について検討する会議に

    おいては、政府側が出席する必要はないし、また、議事録の公開も必要ないと考え

    られる。すなわち、このような措置は、政府側が参加できる会議を通貨及び金融の

    調節に関する事項を議事とする会議に限るという積極的な意味があるとの意見があ

    った。                                                                    

      こうした議論を踏まえ、政策委員会の会議の一部として、通貨及び金融の調節に

    関する事項を議事とする政策委員会の会議については、定期的に開催し、必要に応

    じ政府側が出席し、その議事録等を公開することで概ね意見の一致を見た。      

  ・  大蔵大臣が日銀に対して必要があると認める場合には、報告や資料の提出を求め

    ることができるようにすることについて、目的を限定すべきではないかとの意見が

    ある一方、報告や資料の提出を求めることは、日銀の独立性を侵すものではなく、

    日銀が優越的な地位に立って不適正に業務を執行していることがないかどうかを見

    るため必要であるとの意見があった。                                        

      こうした議論を踏まえ、大蔵大臣は日銀に対して必要があると認める場合には、

    報告や資料の提出を求めることで良いのではないかとの意見があった。          

  ・  日銀の金融政策の目的としては、「通貨価値の安定」ではなく「物価の安定」で

    あるべきことを強調すべきであるとの意見があった。                          

  ・  本報告を踏まえ、日銀法が改正されれば、日銀には高い独立性が付与されること

    となるので、まず、日銀自身がそうした新しい中央銀行に相応しい組織となるよう

    リストラ努力やアカウンタビリティの向上等、自己改革をしていく必要であるとの

    意見があった。                                                            

                                                                              

                                                                              

                                                                              

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              |  担当者:  大蔵省  銀行局  調査課        吉  井、阿久澤      |

              |  連絡先:  TEL 03-3581-4111   (内線2801)                      |

              |                                                              |

              |    本議事概要は暫定版であるため今後修正があり得ます。        |

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