電子マネー及び電子決済に関する懇談会第12回会合の模様(概要)


                                                                                

1.日  時    平成9年4月25日(金)10時00分~12時10分                    

2.場  所    大蔵省第1特別会議室(本庁舎3階)                                

3.議  題    ・報告書とりまとめに向けた自由討議                                

4.議事経緯                                                                    

  4月25日(金)、電子マネー及び電子決済に関する懇談会第12回会合が開催された

。会合の模様は概ね以下の通り。                                                  

                                                                                

・アメリカでも言われているように、システムの運用・管理も含めた広い意味での技術の

開発を阻害しないとの視点が必要。                                                

・システムの公共性に着目して、良いものがスタンダードとなるよう公的部門が関与する

ということは論理的にはありうるが、実際に公的部門が技術を判断できないという問題が

ある。                                                                          

・わが国ではネットワークの利用コストが高い。公共的政策として、トータルコストを下

げることも重要ではないか。                                                      

・決済方法の選択の場面で、消費者の合理的な選択に期待することは難しいので、消費者

保護の観点が重要。                                                              

・私法上の課題として、権利移転との関係で電子マネーをモノと見るか権利と見るかとい

う視点がある。また、執行法上の問題もあり、私人間の契約だけでは解決できない問題が

あることに留意すべき。                                                          

・最近は、回線がない、電波を利用したようなシステムも登場してきており、そのような

ものも含めて考えるべき。                                                        

・日本では経済関係の違反に対する制裁(刑事罰)が欧米に比べ軽いのではないか。電子

マネー、電子決済のような信用システム、公共財に対する違反行為に対しては、厳しい対

応をすべきとの姿勢を示すことも大事ではないか。                                  

・認証機関には、特に決済関連の認証の場合、高い適格性が求められるのではないか。  

・認証機関の責任については、国際的な議論としては、むしろその責任を限定する方向。

・認証について、外国との相互運用性にも留意すべき。                              

・金融政策への影響については、基本的に問題とならないと思われるが、クロスボーダ決

済の拡大の影響について注視すべき。                                              

・消費者への情報開示に関して、主たる項目についてのメリット・デメリットを示すよう

なことも考えられるのではないか。また、民間の評価機関の登場が消費者の役にたつので

はないか。さらに、評価機関自体の競争が行われれば理想的だ。                      

                                                                                

                                                                                

                                                                                

  次回(第13回)会合の日程は未定。                                              

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│    本議事概要は、暫定版であるため今後修正がありえます。                    │

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