1.日時 :平成8年3月13日(水) 14時00分〜16時15分 2.場所 :合同庁舎4号館4階第二特別会議室 3.議題 :デリバティブ取引に係るディスクロージャーのあり方について 4.議事内容 まず、事務局より、証券会社のトレーディング取引への時価法導入につき、法律案の作 成等の作業状況についての説明がなされた。 引き続き、事務局より、デリバティブ取引に係るディスクロージャーの現状と問題の所 在についての説明が行われた。次に、中島委員より「デリバティブに係るディスクロー ジャーのあり方に関する研究会」報告について説明がなされた。最後に、証券会社によるデ ィスクロージャーのあり方について、参考人として日興證券の石王丸専務取締役より意見 陳述が行われた。 <主な意見> ○ 開示内容については、一般投資家が読んで理解できることを考慮して関係資料の表現方 法を考えるべきである。 ○ 今後、証券会社について、時価法を導入する会社と導入しない会社が出てくると思うが、 導入しない会社のディスクロージャーをどう進めるかが問題である。また、その結果、会 社間で開示内容に差異が生じる可能性があることに投資家の理解を得ることが必要ではな いか。 ○ リスク量の測定方法等は日進月歩で進歩しており、今後の状況に対応して、開示基準や 開示内容についてフォローアップをしてほしい。 ○ 本研究会の報告を受けて所要の省令等の整備を行うということであるが、その際には開 示を行う企業側の意見もよく踏まえて進めて欲しい。 ○ 外証のディスクロージャーについては、親会社によるグループ全体に係るディスクロー ジャーが適当か、あるいは在日支店単独のディスクロージャーが望ましいかという問題が ある。 ┌────────担当者及び連絡先─────────┐ │大蔵省証券局総務課調査室 貝塚、星野 │ │TEL 3581-4111 │ │本議事要旨は暫定版であるため今後修正があり得ます。│ └─────────────────────────┘