平成27年3月20日

証券取引等監視委員会

株式会社日本ヴェリタスに対する検査結果について

  • 1.検査結果

    証券取引等監視委員会が、株式会社日本ヴェリタス(東京都中央区、代表取締役 那須一美(なすかずみ)、資本金3000万円、役職員1名、適格機関投資家等特例業務届出者。以下「当社」という。)を検査した結果、下記のとおり、当該適格機関投資家等特例業務届出者等に係る問題が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、金融庁長官に対して、適切な措置を講じるための情報提供を行った。

  • 2.事実関係

    当社及び当社の業務の実質的管理者である上鵜瀬良久(以下「上鵜瀬社長」という。)は、平成23年1月頃から同26年7月頃までの間、適格機関投資家等特例業務として、自らを営業者とする3つの名称の匿名組合契約(以下、同契約の個別の名称にかかわらず「ファンド」という。)に基づく権利の取得勧誘を行い、延べ233名から約5億円の出資を受けている。

    なお、当社の各ファンドに出資した顧客の多くは、関連会社である株式会社ギフタージャパン(東京都中央区、代表取締役 野中竹茂、適格機関投資家等特例業務届出者)が組成したファンドに移管されている。

    今回検査において、当社のファンド業務の運営状況等を検証したところ、以下の問題点が認められた。

    • 出資金の杜撰な管理等

      上鵜瀬社長は、当社で一般投資家から集めた出資金を、株式会社JBSホールディングス(東京都中央区、代表取締役 上鵜瀬良久)に集約した上で、各ファンドでは顧客の配当を賄えるだけの運用益が出ていないにもかかわらず、出資金を原資として、分配上限額相当額(出資金額の1%相当額)を長期間顧客に支払い、また、残りの大部分を当社及び関連会社の役職員の給与等の経費の支払いや上鵜瀬社長への貸付けに充てるなど、出資金を極めて杜撰に管理している。

      また、当社は、顧客に対し、実際の運用率を上回る虚偽の運用率を記載した分配金支払通知書を交付している。

      当社における上記状況は、投資者保護上重大な問題があると認められる。