評定制度研究会(第11回)議事要旨

1.日時

平成17年4月27日(水)13時30分~15時30分

2.場所

中央合同庁舎第4号館4階 共用第2特別会議室

3.議題

  • COSOレポートの概要等について

  • 各評定段階基準及び着眼点

  • 評定制度のイメージ図

4.議事内容

  • 窪寺委員より、COSOレポートの概要等についての説明があった。

  • 事務局より、各評定段階基準及び着眼点、評定制度のイメージ図についての説明があった。

  • 【自由討議での主な意見等】

    (COSOレポートの概要等について)

    • 全社的リスクマネジメントの枠組を活用するなどして、金融機関に求められるリスク許容度の枠内において、適切な戦略や目的の設定プロセスを確保することが金融機関に求められていくことになるのではないか。

    • COSO II においては、リスク管理の徹底もさることながら、残存リスクをどう評価するかという視点が重要となるのではないか。

    (自己資本管理について)

    • そもそも、評定制度の趣旨は、検査の濃淡等に反映させ、金融機関にインセンティブを与えるということである以上、自己資本の質・量の充実度は基準として外すことはできないのではないか。

    • 自己資本管理の評定基準として、早期是正措置の発動基準と同様の数値基準を設けることは、監督上の基準と重複することとなり、敢えて検査における評定基準とすることには違和感がある。

    • 自己資本比率は、金融機関のリスク管理態勢の最終的な勘定尻を数字で示したものであり、その数字が低い金融機関はその時点で低い評価となるのではないか。また、自己資本比率が高い金融機関においても、収益性やアセットの状況などに着目し、その数字の算出過程等をオンサイトで把握し、その適切性を検証したうえで評定を行う必要があるのではないか。

    • 自己資本比率の評価に当たっては、必ずしも自己資本比率が高ければ高評価というものではなく、金融機関毎のビジネスモデルによって相応しい自己資本の水準はあると考えられることから、評定基準の策定においてはこのような視点が必要ではないか。

    • 自己資本比率は、ペイオフ全面解禁下において預金者にディスクローズされる指標の中で最も重要かつ理解しやすい指標であり、その算定の正確性を確保することは金融機関としての責務である。検査において自己資本比率の算定の正確性を検証し、評価することは必要ではないか。

    • 乖離率を評定の基準とすることについては、大口与信先に対する検査官と自己査定との債務者区分の解釈の相違や検査前の不良債権の多寡によって左右されることから、難しいのではないか。

    • 金融機関と検査官との間で十分に議論し、双方が納得したうえで乖離率が大きいことが判明した場合に、当該金融機関に高い頻度で検査を行うことは必然的なことであり、乖離率を評定基準とすることは有益ではないか。

    • 金融再生プログラム以降、自己査定と当局検査の乖離の縮小は命題とされていることを踏まえると、乖離率を評定において勘案する必要はあるものと思われる。

    • 乖離率を評定基準とした場合には、公平性や客観性を担保するためにアピール制度を充実させることが必要ではないか。

    • 乖離率を評定基準とすることは有益と思われるが、乖離率を「大」と「小」に区分する基準の策定に際しては、透明性を担保する必要があるのではないか。

    • 乖離率を「大」と「小」に区分する基準として、過去の金融検査において把握された乖離率の平均値を採用するのも一案ではないか。

    • 検査官と金融機関の情報格差により乖離は生じうるが、統計的に異常な乖離であると判断できる水準を見出し、その水準を乖離率の「大」「小」の判断基準にすることによって解決できるのではないか。

    • 乖離率の「大」「小」の判断基準を金融検査において把握された乖離率の平均値とした場合、各金融機関の自己査定等の精度が向上しているなかでは、金融機関が自己査定の精度の向上に努めたとしても、全体の精度が上がっているために基準の水準も上がり、評定上の上位ランクアップが図れないとの懸念が生じるのではないか。

    • 乖離率の「大」「小」の判断基準を制度導入時の平均値に固定し、自己査定等の精度を高めれば、高評価を得られるものとすることによって、金融機関にインセンティブを与えることに繋がると思われる。

    お問い合わせ先

    金融庁 TEL 03-3506-6000(代表)
    検査局総務課 瀬戸口(内線2575)
    横山(内線2576)
    木村(内線2517)
    本議事要旨は、暫定版であるため、今後修正があり得ます。

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