保険商品の販売勧誘のあり方に関する検討チーム(第23回) 議事要旨

1.日時:

平成18年4月18日(火)18時00分~20時00分

2.場所:

中央合同庁舎第4号館4階 共用第2特別会議室

3.議題:

ニーズに合致した商品選択に資する比較情報のあり方について

4.議事内容:

  • 第一生命経済研究所 高崎主任研究員より「保険商品における比較情報に関する諸外国の状況」について説明が行われた。
  • 公正取引委員会 事務総局 経済取引局 取引部 消費者取引課 内野補佐より「比較広告に関する景品表示法上の考え方」について説明が行われた。
  • 社団法人日本広告審査機構 審査部 業務課 宮本課長より「比較広告の考察」について説明が行われた。

上記説明に対して自由討議が行われた。主な内容は以下のとおり。

  • 保険会社や代理店が、自らが取り扱わない保険商品との比較を行おうとしても、その保険商品の正確な情報を取得することや、商品内容が変更された場合に迅速な対応を行うことが困難であることが、比較情報の提供が促進されない原因の一つとして指摘できるのではないか。

  • 例えば保険会社各社により、それぞれの保険商品の内容が適切に説明された契約概要がホームページ等において開示されることとなれば、消費者自らが保険商品を比較することが可能となるとともに、保険会社等も自らが取り扱わない保険商品についての情報を入手・利用できるようになり、比較情報の提供を促す環境が整備されることとなるのではないか。

  • 保険商品に限らず、一般的に販売店等が数社の商品を販売する際の問題点として、客観的な立場で販売を行っているように見せかけながら、例えば販売員が特定メーカーの社員である等、特定の商品を有利に推奨し、消費者の商品選択に不当な影響を及ぼすことが指摘できるのではないか。

  • どのような事項について比較を行ったとしても、また比較の対象として競争関係にあるどのような商品を選択しても、原則として問題はないものと思われるが、商品内容の全体からすれば正に瑣末な部分を有利であると強調し、あたかも商品内容の全体が他の商品よりも優れているかのような形態で行う比較情報の提供は問題ではないか。

以上

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局保険課 錦野(内線3740)
小畠(内線3336)
本議事要旨は暫定版であるため、今後変更があり得ます。

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