金融審議会金融分科会第二部会(第11回)議事要旨

1. 日時:

平成14年12月19日(木)17時00分~18時00分

2. 場所:

中央合同庁舎第4号館9階 特別会議室

3. 議題:

  • 臨時国会で成立した2法について

  • 「金融再生プログラム」及び「金融再生プログラム作業工程表」について

  • 第二部会における今後の検討の進め方について

  • 生保のセーフティネットの再構築について

4. 議事内容

  • 事務局より、第155回臨時国会で成立した「預金保険法及び金融機関等の更生手続の特例等に関する法律の一部を改正する法律」及び「金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法」の公布までの経緯等について説明を行った。

  • 事務局より、「金融再生プログラム」及び「金融再生プログラム作業工程表」について説明を行った。

  • 金融再生プログラム作業工程表において「金融審議会で検討」とされている事項についての今後の検討の進め方について、繰延税金資産に関する算入の適正化や銀行の自己資本のあり方に関する考え方の整理については、既存の「自己資本比率規制に関するワーキンググループ」において、新しい公的資金制度の創設の必要性等及びリレーションシップバンキングのあり方については、それぞれ、新たなワーキンググループを設置して検討を行うことが了承された。

  • 事務局より、生保のセーフティネットの再構築について説明を行った。

(自由討議における主な意見等)

【第二部会における今後の検討の進め方関係】

  • 自己資本比率規制に関するワーキンググループは、BIS規制の見直し作業が遅れていることからしばらく開催されておらず、新設に近い形で再出発することになると思うが、金融再生プログラム作業工程表において法律、会計、税制等の幅広い観点から検討するとされていることから、再出発を機に、税制等の専門家をさらにメンバーとして加えて検討してはどうか。

【生保のセーフティネット関係】

  • 生保・損保のセーフティネットに関しては、保険会社が相次いで破綻し、仕組みそのものの問題が露呈してきているように思われる。金融審議会においても再検討の要請が何度かなされているところであるが、ペイオフ問題が一段落したところで、銀行を中心とした金融再生プログラムの実行と平行して、生保・損保の問題についても検討すべきではないか。とりあえず今の資金拠出の問題は解決したが、この次の問題を議論しておかないと、消費者の信頼を損なうことになりかねないのではないか。

  • 金融審議会においては、どのような仕組みがいいかという抜本的な検討をするということになっていたわけであり、具体的にセーフティネットについて検討すべきである。

問い合わせ先

金融庁総務企画局信用課
電話03(3506)6000(内線3570,3571)
本議事要旨は暫定版であるため、今後修正があり得ます。

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