金融審議会「新規・成長企業へのリスクマネーの供給のあり方等に関するワーキング・グループ」(第3回) 議事要旨
1.日時:
平成25年7月30日(火曜日)10時00分~12時00分
2.場所:
中央合同庁舎第7号館13階 金融庁共用第一特別会議室
3.議題:
(1)開会
(2)ヒアリング
- ミュージックセキュリティーズ株式会社
- 株式会社横浜銀行
- 日本経済団体連合会
(3)自由討議
(4)閉会
4.議事内容:
○ミュージックセキュリティーズ株式会社(小松参考人)、株式会社横浜銀行(原参考人)及び日本経済団体連合会(阿部参考人)からのヒアリングの後、自由討議が行われた。概要は以下のとおり。
- ベンチャー企業がベンチャーキャピタルからの資金供給を受けるにあたり、一定の期間にエグジットできなかった場合に代表者が弁済する等の協力を求められることがあり、負担になっている。
- 大学発ベンチャー企業の資金調達においては、パテントの取得やプロトタイプ商品の作成までは、簡便な手段であるクラウドファンディングを利用し、その後ベンチャーキャピタルがそのパテントやプロトタイプをもとにベンチャー企業を評価し出資するという仕組みができればすばらしい。
- 「クラウドファンディング」という言葉が流行っているが、非常に曖昧なので、わかりやすい日本語で定義することが大事ではないか。
- 民間の資金がリスクテイクに流れていない背景には、現在の市場環境ではリスクに見合ったリターンが取れないということがある。
- 投資型クラウドファンディングの活用としては、海外の投資家を呼び込むことも1つのテーマだが、各国の金融規制がネックになるので、日本と外国の金融行政同士の連携があるとスムーズにいくのではないか。
- リスクマネーの供給については、ミクロではいろいろな試みがなされているのに、マクロで見える形につながっていないという問題を今回のワーキング・グループでも考えていただきたい。
以上
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