公認会計士や監査法人というと皆さんにはあまり身近な存在ではないかもしれません。いわゆる上場企業は、自社の経営成績ともいえる財務諸表について、公認会計士や監査法人から「監査」を受け、その情報が信頼できるものとの意見をもらいます。投資家は、「監査」を受けた企業の財務諸表を元に投資判断を行います。このとおり、投資家が安心して投資できる資本市場のために、公認会計士・監査法人は、必要不可欠な存在です。私はそんな彼らを監督する業務を担当し、彼らの実務の状況や課題を確認したり、業務を適正に行うため、あらゆるアドバイスを行ったりしています。

私は、信頼される資本市場を見据えた公認会計士・監査法人の制度を担う一員として、どんな課題があるか、どういう制度の姿が望ましいのか等を日々考えています。会計のプロを相手にするので日々勉強しなければならないことも多いですが、このような業務は行政の立場だからこそ出来ることの一つではないかと思っています。

難しそう、専門的といったイメージを持つかもしれませんが、CMで見るような企業の経営にも繋がる仕事なので、皆さんの生活にも身近で大事な役割を担っています。少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。