金融庁 採用案内 2013-2014
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34MESSAGEKousuke Kishimoto 金融庁でファンド法制どっぷりだった私は、現在、財務省主計局で国家財政にどっぷり浸かっています。私の主な職務は、米大陸各国財政の調査やIMF・G20等の国際機関・国際会議対応。そのためには日々勉強の連続。米国の新たな経済政策の財政コストは?その経済的影響は?日本財政が世界に与える影響は?尽きることのない疑問に、少ない脳ミソを毎日フル回転させています。 そんな未知の世界でも何とかやれている(少なくともそう思える)のはなぜでしょうか。それは金融庁で培った知的体力のおかげです。世界のあらゆる事象を反映し、日々変化し続ける金融・資どこでも通用する人材に岸本浩介財務省主計局調査課[平成22年入庁]MESSAGEMomoko Hirami平見桃子内閣官房社会保障改革担当室[平成18年入庁]本市場。そんな世界で政策立案に携わるには、金融だけでなく、歴史、世界情勢、各種規制動向まで幅広い勉強が必要です。途方に暮れてしまいそうですが大丈夫。人材をほぼ唯一の武器とする金融庁では勉強する環境が本当に充実しているからです。若手にも庁内外の専門家と議論する機会が容赦なく与えられ、大きな仕事も遠慮なく任されます。 「どこでも通用する人材に成長したい」と思うあなた!金融庁なんていかがです? 現在、私は内閣官房に出向し、社会保障・税番号(マイナンバー)制度の企画立案に携わっています。番号制度は、きめ細やかな社会保障の実現や行政の効率化に資する社会的基盤として導入が検討されている一方、扱われる情報の漏えいや濫用の危険性が懸念されています。このため、番号の利用等に関して制限を設けるなど種々の個人情報保護策を講ずることとしており、番号を利用する事務を所管する各省庁と調整しながら検討を進めています。 やや気の早い話ですが、番号制度導入を踏まえた将来的な課題として、金融行政分野で番号を利用することにより金融サービ暮らしを便利にするために-マイナンバー制度の導入-スの利用者にメリットのある仕組みができないか、検討が待たれています。金融庁と聞くと、対金融機関の仕事というイメージがあるかもしれませんが、その先には必ず預金者や投資家といった国民一人ひとりが存在しています。金融という身近なツールを用いて、皆の暮らしをどうやってより良いものにしていくか試行錯誤しながら社会の仕組みを作ることができる、金融庁の仕事の魅力の一つだと感じます。

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