金融庁 採用案内 2013-2014
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〈現在の業務内容〉 現在私は証券課証券モニタリング室に所属しており、グローバル市場に影響を与える国内及び外資系投資銀行の経営戦略やリスク管理の検査・監督に係る業務を行っています。金融に関心がない方でも耳にするような投資銀行の担当者の方々と、経営戦略やリスク管理に関する議論の場を経験できる現在の仕事は、新人職員として大変貴重な機会をいただいていると感じています。〈苦労したこと〉 室内での先輩職員のやり取りや、関係業者とのヒアリングの際に出てくる様々な専門用語を早く確実に理解していかなくてはなりません。またマーケット動向や環境に対して、国内外の投資銀行や各国当局がとる行動も時々刻々と変化していくため、現在取り組んでいる業務の流れ(今、上司や先輩職員がどんな目線で仕事をしているのか)を把握することだけでも大変です。 さらに業者とヒアリングを行う際には、事前に先方担当者からヒアリングを行う意図や議題について質問を受けることもあり、これらに回答できるよう準備する必要があります。 高度な専門性が要求される業務が多く、私自身で完結できる仕事は非常に限られているのが現状です。上司や先輩職員、業者の方々のサポートを頂きながら、少しでも早く仕事の精度やスピードを上げていきたいと奮闘する毎日です。〈楽しかったこと〉 厳しい市場競争の中において、業界をリードする投資銀行家の高い職業意識に触れられたことはとても良い経験でした。常に自分達で課題を発見し、解決していこうとする投資銀行の方々の姿勢は大変勉強になり、私自身もこのような方々に恥じないような仕事ができるようになりたい、という刺激をもらっています。〈入庁前とのギャップ〉 新人は会議資料のセットや、コピーをするくらいの仕事しかやらないのだろう、と考えていたのは大間違いでした。新人の私自身も業者とのヒアリングに出席し、発言を求められる機会もあります。またヒアリング終了後には上司への報告も行います。勿論、これらの業務を行う際には先輩職員が適宜フォローをしてくれますが、私自身「新人だから」という甘えを持たないで仕事をするように心がけています。 なお、皆さんは、金融庁というと「堅苦しい、閉鎖的」というイメージが先行するかもしれませんが、私自身は、官庁訪問や説明会を通じて、金融行政に対する熱い思いを持った先輩職員とお会いする機会があったため、そのような印象は特段ありませんでした。入庁した現在も、金融行政に対する高い専門性と熱い思いを持った多くの先輩職員に指導を頂きながら仕事をしています。[官庁訪問のアドバイス]・官庁訪問で全体を通じて感じたことは、「どんな人間なのか」を見られていたということ。わからないことはわからない、知らないことは知らないと言うことが大事。ただし、大学時代の話など自分の経験については詳しく話せるようにしておくことが必要だと思う。・今までに自分がしてきたことを時系列順に書き出してみて、自分について考えてみると、官庁訪問時に自分のことを上手く説明出来ると思う。[官庁訪問の雰囲気]・面接の形式は1対1で終始なごやか。場所も職場なので、現場の雰囲気を知ることができた。・監督官庁として恐れられているという話を聞いたことがあったので、働いている職員の方々もさぞ強面なのだろうと戦々恐々として官庁訪問に臨みましたが、面接をしてくださった諸先輩方は、どの方も皆おだやかで真摯な印象。「この先輩と一緒に働きたい!」と思える方ばかり。(今、思えば、説明会に行っておけば分かる話だが。)[今、自分を支えているモノ]・同期。仕事の相談話も気軽にでき、自分も頑張ろうと思える。・日々の業務を通じて自分の視野が広がること。・週末(笑)。学生時代の友達と飲むこと。[職場の雰囲気]・お互いに協力的に仕事をする雰囲気が根付いているように感じます。・周囲の方々に相談しやすい環境だと思う。[学生時代にしておいたほうがいいこと]・語学、旅行、好きなこと(個人の好奇心の赴くままに)

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