金融庁 採用案内 2013-2014
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45MESSAGEYuta Takanashi高梨佑太米・スタンフォード大学[平成19年入庁] 私は、現在スタンフォード大学において経営学(MBA)を学んでいます。 公務員に経営が必要なの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、経営学とは組織の目的達成に必要なことや、組織を運営するリーダーに求められる資質などを学ぶ学問であり、行政組織もまた目的を持った“組織”である以上、経営学の知見は大いに役に立ちます。 私は、日本・世界の経済・社会が大きく変化する中で必要となる行政組織の変革について深く考えたいと思い、留学を決意しました。日本では政府の意思決定が遅いと言われます。それはなぜMBAと金融庁か?どう変えていくべきか?変化のスピードが非常に速い金融の世界と向かい合っている金融庁にとっては、特に重要なテーマです。帰国後は、留学を通じて学んだ“組織運営の極意”を活かし、金融庁をさらにスピーディな組織へ変革させるべく尽力していきたいと考えています。MESSAGEYuki Otsuka 私は現在、ドイツで欧州法を学んでいます。欧州各国を中心に世界中から集まってきた法律家やその卵たちと共に、非常に刺激的な日々を過ごしています。 かねてより欧州統合モデルに興味を持っていましたが、金融庁で働きながら、欧州債務危機を受けて、各国当局が国際的な金融機関への対応に苦慮する姿を見聞きする中で、国際協力の枠組みの重要性を改めて認識し、改めて欧州統合モデルを通じて国際連携のあり方を研究すべく、欧州連合を牽引するドイツへの留学を志望しました。行政の現場を離れて自己研鑽を積めることに感謝し、金融に関する知見を深めるだけでなく、欧州の考え方や大塚悠貴独・ザールラント大学[平成22年入庁]視点を身に付け、今後の政策決定に活かしていきたいと考えています。 約4年前、官庁訪問を通じて「金融庁は若手でもいろいろ経験させてもらえそうな組織だ」と感じ、金融庁を選びました。その印象は間違っておらず、勉強の連続で、その量とスピードは入庁前の想像を上回るものでした。自分の処理能力に自信がなくなり不安になったこともありましたが、今では、非常に優秀な上司、同期、後輩に支えられながら成長できたと実感しています。 志の高い皆さんと、一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。国際協力の枠組みの研究(筆者は一番左)

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