金融庁2014
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21適正な企業財務情報の開示へ。[部門紹介] 公認会計士・監査審査会は、公認会計士監査の品質向上を図り、その信頼性を確保することにより、金融・資本市場の公正性や透明性を高めることを使命としています。 「公認会計士監査」とは、企業が適切に財務情報を開示しているかどうか、公認会計士などが検証することを指します。適切な財務情報の開示があってはじめて、投資家は適切な投資判断をすることができます。こうした観点から、公認会計士監査は金融・資本市場のインフラであり、その信頼性確保が必須とされています。 こうした中、公認会計士・監査審査会は、公認会計士や監査法人による監査業務が適切に運営されているかどうかについて審査を行い、必要に応じて公認会計士協会や監査法人に立入検査を行っています。 併せて、公認会計士になろうとする者が必要な学識やその適応能力を持っているかどうかを判定するために行う、公認会計士試験の問題作成や合否決定などの業務も行っています。 また、近年急速に進展する金融・資本市場のグローバル化を受けて、公認会計士・監査審査会の業務もグローバル化が進んでいます。監査の品質を国際的に確保・向上するため、各国当局との協力・連携関係の構築・充実に努めています。MinaShinohara篠原美奈公認会計士・監査審査会公認会計士・監査審査会事務局総務試験室【著者】

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