金融庁2014
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27MESSAGEAyumi Muramatsu ヘッジファンドや信用格付機関に対する規制のあり方など証券監督に関する国際的なルールの策定に携わっています。具体的には、証券監督者国際機構(IOSCO)※や海外当局が公表する施策を調査し、その内容を庁内の関係者に情報提供しています。また、日本を代表してIOSCOなどの国際会議に参加する職員のサポートなども担当しています。 国際機関などが公表する資料は、英語で、内容も専門的であるため理解するのも一苦労ですが、金融庁は国際機関や海外当局の動向も十分に踏まえて日本の政策のあり方を検討しているため、こうした情報を国内政策の担当者にタイムリーに伝えるよう、心がけています。ーー現在取り組んでいる仕事について教えてください 金融法令の企画立案や国際交渉、金融機関の検査・モニタリング、市場監視など、様々な政策手段を駆使して金融システムを守り、同時にそのポテンシャルを最大化する金融庁の仕事に魅力を感じたからです。当時、風通しが良い職場であるという印象を受けましたが、実際に働いてみると、改めて、 ・民間企業・法律事務所・監査法人など様々な分野からの出向   者と共に業務に取り組めること、 ・育児と仕事を両立しながら活躍する女性職員が多いこと、 ・総合職・一般職関係なく国内・海外留学の機会があること、など期待通りの柔軟な職場であると実感しています。 説明会で学生のみなさんから、「金融の知識がないから不安だ」という声をよく耳にします。ですが、金融庁職員に必要とされるのは、知識よりもむしろ、「未知の分野であっても積極的に学ぼうとする意欲」です。ひと口に「金融」といってもその範囲は非常に幅広く、しかも金融を取り巻く情勢は日々変化するため、業務で取り組むことは金融の専門書にも答えが載っていないことばかりです。しかし、どのような疑問にも熱心に応じてくれる先輩職員ばかりですので、意欲次第で知識や理解をいくらでも深めることができます。 探究心に溢れる学生のみなさん、ぜひ一緒に働いてみませんか。ーー金融庁で働こうと決めた理由を教えてください村松歩総務企画局総務課国際室[平成23年入庁]※証券監督者国際機構(IOSCO):世界 各国の証券監督当局などから構成さ れる国際機関。ーー学生のみなさんにメッセージをお願いします

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