金融庁2014

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30齊藤貴文監督局総務課監督企画室課長補佐（総括）［平成１５年入庁］　主要行の財務面のリスク情報などをモニタリングし、個別金融機関のみならず、金融システムの安定を維持する観点から、日々の監督業務に活かしています。主要行は、海外ビジネスを含む幅広い業務を、刻々と変わる市場・経済環境に応じて機動的に行っています。このような主要行についての担当者として、グローバル経済・金融市場全体の動向を日々頭に入れ、リスク感応度を高めた上で、主要行が抱える様々なリスクを適時に把握するよう努めています。　また、リーマンショック後、各国当局や金融機関は、リスク管理の強化に注力しており、私は、国際的な議論・先進的な取組みを主要行に紹介することで、日本の主要行が世界でもトップレベルのリスク管理を実現できるようお手伝いしています。さらに、海外当局に主要行や金融庁の取組みを説明し、海外当局からの信認の向上にも努めています。このような業務では、先進的な取組み・金融規制監督のノウハウを日々吸収し続けることが不可欠です。　ここ数年で印象に残っている仕事としては、①金融危機後、国益をかけて、不眠不休で各国当局と対峙した国際金融規制の交渉や、②グローバルな不正事案について、アジア欧米の当局と、24時間連携し続けて対処した国際的な監督事案です。どれも、筆舌に尽くし難い経験で、連帯した海外当局担当者達とは、今は良き友人です。ーー現在取り組んでいる仕事について教えてください　金融庁で業務上必要なスキルは、専門知識は当然のこと、業界関係者や海外当局と協働・交渉する力、視野を広く持ってプロジェクトを遂行する力など、幅広いものです。このことは、他の組織でも共通するとは思いますが、金融庁の特色は、入庁後比較的早いタイミングで、プロジェクトの中心として、このような力を発揮するまたは伸ばす機会を得られることです。金融庁若手職員は、幹部などの諸先輩の背中を遠くから眺めて育つのではなく、向き合って一緒に仕事をすることで、成長を加速させます。このような点に魅力を感じる方には、金融庁はおすすめの職場です。ーーいちばん印象に残っている仕事はなんですか？MESSAGETakafumi Saitoーー学生のみなさんにメッセージをお願いします

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