金融庁2014
38/48

38我妻佳祐京都大学﹇平成18年入庁﹈Keisuke Wagatsuma 金融庁では、国際化・複雑化する課題に行政として対応するため、様々な留学・研修制度を通じて、国際感覚を養う機会や高度な専門知識を身につける場を提供しています。幅と変化とスピードに富んだ金融という分野で、「行政のプロフェッショナル」として活躍できるよう、職員1人ひとりの成長を応援しています。留学生編■留学について■研修について主に修士号を取得しますが、博士号を取得する例もあります。海外留学●金融庁在外派遣制度●行政官長期在外研究員制度(人事院)[留学先]米英を中心とするロースクール、ビジネススクール等国内留学●金融庁専門職大学院派遣制度●行政官国内研究員制度(人事院)[留学先]法科大学院、会計専門職大学院、公共政策大学院等一般研修・語学研修(英語、中国語)・新規採用職員研修・IT基礎知識研修 等実務研修・ファイナンス研修・デリバティブ研修・企業会計実務研修 等通信研修・簿記コース・FPコース・証券分析コース 等 京都大学大学院理学研究科(博士課程)において、保険契約者の財産的持分に関して数理的な側面から研究を行っています。 入庁してからの5年間、私は金融庁での実務を通じ、銀行、保険、証券と様々な分野の業務に携わり、幅広い視野を身につけてきました。ただ、そうした行政実務の場においては、社会の注目度が高いテーマに関しては最先端の知識が得られる一方、そうでないテーマに関しては、なかなか腰を据えて勉強する時間が取れないのも事実です。 そこで、今後保険分野において重要だと考えられるテーマについて突き詰めて研究したいと考え、博士課程への留学制度を利用して3年間研究に専念することにしました。大学院では、今後の我が国の保険のあるべき姿についてじっくり考察し、資料を調べ、学会で発表し、論文にまとめるという、なにものにも代え難い、充実した日々を過ごしています。 金融庁に戻った後は、博士課程での経験を活かして行政とアカデミズムの橋渡しとなり、国民生活の向上に貢献したいと考えています。ーー現在学んでいること、留学を決意した理由などについて教えてくださいMESSAGE

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です