金融庁2014
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39田中美穂スタンフォード大学﹇平成23年入庁﹈阿部麻衣子ロンドンスクールオブエコノミクス(LSE)﹇平成21年入庁﹈Miho TanakaMaiko Abe スタンフォード大学(ロースクール)において金融法・会社法を学んでいます。 私は入庁後、金融商品取引法の改正など、金融に関するルール作りに携わってきました。金融取引がグローバルに行われている現在、金融取引の実態に即した規制を作るには、日本のみならず、海外の状況、とりわけ海外における規制内容や当該規制の取引への影響を把握する必要性を認識し、留学を決意しました。 スタンフォード大学では、米国の規制の理解を深めるのみならず、他国の学生との議論を通じ、他国の規制と日本の規制を比較する機会にも恵まれています。日本の外に出ることにより、日本の規制について改めて理解を深めることができています。 帰国後は、留学を通して培った、海外の規制についての知識ならびに、世界の規制動向の中で、日本の規制はどうあるべきか、という大局的な視点を活かしながら、グローバルな金融取引の実態を踏まえた金融規制の策定に貢献したいと考えています。 ロンドンスクールオブエコノミクス(LSE)において金融規制が持つ特性や影響などについて幅広く学んでいます。 大学時代、私の専攻は心理学でした。入庁後、日々の業務を行う中で、金融行政に携わる者として、金融規制の持つ意義について学びたいと感じ、留学を決意しました。 LSEにおいて、バーゼル規制をはじめとする世界の金融規制の現状、特に近年大転換を行った英国の金融規制の現状に触れて、金融規制はこれからも変化する余地が充分にあると感じています。金融庁は、日本の中央府省庁の中では幅広い人材を集めた、柔軟性に満ちた組織ですが、今後も一層人材の多様化を進め、金融環境の激しい変化に即応できるようにする必要があります。 私も、留学で身につけた経験や知識を持ち帰り、成長し続ける金融庁の一助となる人材になって帰国したいと考えています。 金融庁は、やる気と行動力があればチャンスをつかむことができる組織です。 向上心旺盛な学生のみなさん、ぜひ、金融庁で一緒に働きませんか。ーー現在学んでいること、留学を決意した理由などについて教えてくださいーー現在学んでいること、留学を決意した理由などについて教えてください※右から3人目が筆者MESSAGE

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