谷垣委員長閣議後記者会見の概要

【平成12年3月17日(金)於:参議院議員食堂】
  

【閣議案件等】

  本日は、時間がありませんので閣議案件のご報告は省略させていただきます。

   

【質疑応答】

 問東京相和銀行について伺います。再生委員会でも議論があったと伺っているのですが、東京相和銀行の譲渡交渉の現状と、先日の長銀の八城社長の東京相和銀行は魅力的な買収候補先だとの発言について、大臣としてはこれを制限する必要があるかどうかのお考えを伺います。
  

員長:再生委員会の議論の内容は発表しないということになっていると思います。いくつかの所が手をあげておられますので、昨日その状況を聞いて、若干議論を致しましたけれども、その具体的な内容については控えさせて頂きたいと思います。また、八城さんの記者会見での発言について、ご質問がございましたけれども、個別のところがどうしているかということも、申し上げられないということでご了解頂きたいと思います。

  

 問一般論として、特別公的管理に入っていた銀行が、破綻している銀行を買収することについての基本的なスタンスはいかがですか。
  
員長:具体的に記者会見で仰っておられる方がありますから、これからの議論に予断を与えるようなことになりますので、申し上げ難いところです。

  

 問:新規免許の付与についてですが、現在参入の基準作りが進められていると思いますが、これについて大臣としてどの辺が重要なポイントだと考えておられるのか、あるいはどんな点をご指示なさっているのかお伺いします。
  
員長:どこが重要なポイントとなっているかということについては、今までも会見で何度か申し上げているわけですけれども、やはり事業会社と銀行との距離の取り方、規制のあり方という点、或いは新しい銀行の事業の形態といった問題などを中心に議論しなければならないと思っております。私から特に個別の問題について、指示をしているということもございませんけれども、私としては要するにあまり作業をゆっくりすることは如何かということを申しております。

  

 問:今仰った「あまり検討のペ−スをゆっくりされることは如何か」ということに関してなんですが、念頭にある目途はいつ頃になるのでしょうか。
  
員長:それはまだそこまで、これも何度も申し上げているのですけれども、いっておりません。これは率直に申し上げると国会日程などもありこの件について、まだ再生委員会での議論は一回しかできておりません。ただ、私としては海外調査の報告などについては少し詳細に検討していく必要があると思っております。

 

 問:そうすると急ぐ必要はあるけれど、そう簡単に早くも出ない、というようなあたりなのでしょうか。
  
員長:出来るだけ急いでやるという以上には今のところはお答えができません。

  

 問:4月から信用組合などの協同組織金融機関に資本注入が可能になると思うのですけれども、資本注入の基準作りというのは年度内にある程度示せそうなのでしょうか。それとも年度明けてから、何らかの資本注入について基本的な考え方を再生委員会の方で示されるのでしょうか。
  
員長:私がこの役所に来ました時に、この問題で色々検討している状況を若干報告を受けましたけれども、その後はどこまで進んでいるか十分に報告を聞けておりませんので、詳細にお答えする準備がございません。

( 以 上 )


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