平成12年1月11日

金融再生委員会委員長談話

----国民銀行の譲渡先の選定について----

  1.  国民銀行の譲渡先選定については、これまで同行の金融整理管財人により鋭意作業・検討が進められてきたところであり、金融再生委員会としては、その状況について金融整理管財人より逐次報告を受けてきた。

  2.  そして、本日の金融再生委員会において、金融整理管財人より、同行の譲渡候補先の提示条件等を比較・検討した結果、公的負担の極小化に資すること、事業計画も現実的と評価しうること、善意かつ健全な債務者への与信の維持継続も期待できること等から、八千代銀行が譲渡先として最も適当であるとの見解が示された。これを受けて、当委員会においても八千代銀行を国民銀行の譲渡先とすることを了承し、本日、両行の間で営業譲渡に係る基本合意書が締結されたところである。

  3.  当委員会としては、これまでの金融整理管財人の方々の御努力に敬意を表するとともに、その労を多としたい。

  4.  今後は、金融整理管財人と八千代銀行との間で、本年2月末までを目途に営業譲渡契約を締結するべく、さらに協議が進められていくこととなるが、金融整理管財人には引き続き国民銀行の早期譲渡の実現に向けて御尽力いただくようお願いしたい。
     当委員会としても、営業譲渡契約の締結が極力早期に、かつ、適切に行われるよう、今後とも金融整理管財人を最大限支援してまいる所存である。

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(参考)営業譲渡に関する基本合意書

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