日本長期信用銀行及び北海道銀行に対する資本増強の審査結果について

金融再生委員会
平成12年3月14日

 金融再生委員会においては、日本長期信用銀行及び北海道銀行の資本増強について検討を重ねてきた。
 
 日本長期信用銀行については、平成12年2月9日に譲渡に係る最終契約が締結された。当該契約において、新生長銀は、早期健全化法に基づき、健全な自己資本の状況にある旨の区分に該当する発行金融機関等として株式引受の申請をすることとされている。2月18日以来の予備審査において「経営健全化計画」の素案等の書面審査を行い、3月3日には同行からの正式な申請を受け、代表者から直接ヒアリングを行った。
 
 北海道銀行については、本年1月6日以来、予備審査を含め合計8回にわたる審査を行った。予備審査においては、金融監督庁監督部から同行の概況説明、日本銀行から考査結果について説明を受け、「経営健全化計画」の素案等の書面審査を行うとともに代表者から直接ヒアリングを行った。これらを踏まえ検討した結果、2月24日、同行に対し「資本増強を前提として、今後の必要な手続きを進めて差し支えない」旨通知した。3月3日には同行からの正式な申請を受け、再度代表者からヒアリングを行った。
 
 審査に当たっては、「申請金融機関に対する資本増強の基本的考え方(11年3月12日)」並びに「地域金融機関の資本増強についての基本的考え方(11年6月10日)」等を踏まえて申請内容、経営健全化計画などを精査してきたが、本日、申請を承認することが適当であるとの結論に至った。
 
 今後、所定の手続きを経て、3月末に資本増強が行われることになるが、今回の資本増強により、金融システムの安定化及び経済の活性化に資することを期待している。
 

(参考資料)


メニューへ メニューへ
home.gif (1468 バイト) ホームへ戻る