日本債券信用銀行に対する資本増強の審査結果について

金融再生委員会
平成12年9月14日

 金融再生委員会においては、日本債券信用銀行の資本増強について、本年8月31日以来、予備審査を含め合計5回にわたり検討を重ねてきた。


 日本債券信用銀行の譲渡については、平成12年6月30日に最終契約が締結され、9月1日にその実行がなされた。当該契約において、新生日債銀は、早期健全化法に基づき、健全な自己資本の状況にある旨の区分に該当する金融機関として株式引受の申請をすることとされている。予備審査においては、「経営健全化計画」の素案等の書面審査を行い、9月5日には同行からの正式な申請を受け、代表者から直接ヒアリングを行った。


 審査に当たっては、「申請金融機関に対する資本増強の基本的考え方(平成11年3月12日)」等を踏まえて申請内容、経営健全化計画などを精査してきたが、本日、申請を承認することが適当であるとの結論に至った。


 今後、所定の手続きを経て、10月4日に資本増強が行われることになるが、今回の資本増強により、金融システムの安定化及び経済の活性化に資することを期待している。

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