金融再生委員会
平成12年12月21日

不動信用組合の譲渡先の選定について
  1.  不動信用組合の譲渡先選定については、これまで同組合の金融整理管財人により鋭意作業・検討が進められてきたところである。

  2.  本日の金融再生委員会において、金融整理管財人より、同組合の譲渡候補先について検討した結果、善意かつ健全な債務者への与信の維持継続が図られること、地域金融の安定化に資すること等から、金沢中央信用組合が譲渡先として適当であるとの見解が示された。
     これを受けて、当委員会においても当組合を不動信用組合の譲渡先とすることを了承し、本日、不動信用組合と金沢中央信用組合の間で事業譲渡に係る基本合意書が締結されたところである。

  3.  当委員会としては、これまでの金融整理管財人の方々の御努力に敬意を表するとともに、その労を多としたい。

  4.  今後は、金融整理管財人と金沢中央信用組合との間で、来年1月中を目途に事業譲渡契約を締結するべく、さらに協議が進められていくこととなるが、金融整理管財人には引き続き不動信用組合の早期譲渡の実現に向けて御尽力いただくようお願いしたい。
     当委員会としても、事業譲渡契約の締結が極力早期に、かつ、適切に行われるよう、今後とも金融整理管財人を最大限支援してまいる所存である。また、破綻金融機関の旧経営陣の民事・刑事上の責任が早期かつ適切に解明されることを期待する。
     

連絡・問い合わせ先

金融再生委員会事務局金融危機管理課
幸村、松本

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