平成12年1月24日
金 融 監 督 庁
 

第8回自動車損害賠償責任保険審議会懇談会議事概要について

 
 第8回自動車損害賠償責任保険審議会懇談会(平成11年12月14日(火)開催)の議事概要は、別紙のとおり。

担当者:金融監督庁監督部保険監督課 重藤、加藤

連絡先:電話(代表)3506−6000 内線3375、3431

 本議事概要は暫定版であるため、今後修正がありえます。


第8回自動車損害賠償責任保険審議会懇談会議事概要
 

.日  時   平成11年12月14日(火) 14時00分〜15時30分

 

.場  所   中央合同庁舎第四号館第三特別会議室

 

.議  題 
 
(1)  自賠責保険の保険料・保険金額について
 
(2)  その他

 

.議事概要
 
 議事は、まず事務局が資料に沿って説明を行い、次いで議論を行うという形で行われた。
 委員から出された意見等の概要は以下の通り。
 
(1)  自賠責保険の保険料・保険金額について
 
 自賠責保険の保険料は、本来、事故の増減と連動することが望ましく、そのためには、運用益を一旦相当なペースで保険料引き下げに還元すべき。
 
 自賠責保険の保険料は、将来的には引き上げが不可避と考えられることに鑑みれば、保険料の引き下げを行うことについては、慎重に考えるべき。
 
 自賠責保険の給付で介護等に要する費用の全てを補償するというのも一つの考え方ではあろうかとは思うが、他の社会保障制度や私的保険とのバランスを見る必要がある。
 
 介護保険制度がスタートすることや労災保険では既に介護料もカバーしていること等も踏まえ、介護費用について、国の最低保障として、現在の制度に上積みする形で補償の対象にすべき。
 
 保険料と保険金額は双方のバランスをみて検討すべきという話があるが、両者はバランスをとる必要はなく、保険金額を決める際には、保険料への影響と切り離して考えた方が良いのではないか。
 
 累積黒字をどのように還元するかという議論が行われているが、問題の根本は、なぜ巨額の累積黒字が発生するのかということであり、保険料の計算方法から考える必要があるのではないか。
 
(2)  その他
 
 運輸省より、交通事故損害賠償に関する東京、名古屋、大阪の各地裁の共同提言がなされたことを踏まえ、自賠責保険の支払基準を共同提言に沿ったものとすることを検討している旨の報告があった。
 

 

.次回の自動車損害賠償責任保険審議会懇談会の日時については未定。
 

Back
メニューへ戻る