平成11年６月17日
金 融 監 督 庁
　

パリバ投資顧問株式会社に対する行政処分について
　

１．処分の内容

　金融監督庁は、パリバ投資顧問株式会社に対して行った検査及び同社に対して行った聴聞の結果、下記のとおり、法令違反の事実が認められたので、本日、有価証券に係る投資顧問業の規制等に関する法律（昭和61年法律第74号、以下「法律」という。）第39条第１項第１号の規定に基づき、平成11年６月21日から１か月間、新たな投資一任契約の締結を禁止する旨の行政処分を行った。
　　

２．事実関係

• 顧客から金銭の預託を受入れた行為
  　パリバ投資顧問(株)は、平成８年11月から12月にかけて、投資一任契約顧客から金銭の預託を受けた。
  　上記行為は、法律第19条に違反すると認められる。
  　
• 忠実義務違反行為
  　パリバ投資顧問(株)は、上記一任契約に当たっては信用取引が行えないこととなっていたにも係わらず、これを行った。
  　上記行為は、法律第21条に違反すると認められる。
  　
• 顧客に対する有価証券の貸付けの代理
  　パリバ投資顧問(株)は、平成８年８月、顧客に対し有価証券の貸付けの代理を行うことを内容とする契約を締結した上で、これを執行した。
  　上記行為は、法律第20条に違反すると認められる。
  　　

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