平成10年6月26日

大 蔵 大 臣 談 話

──住友信託銀行と日本長期信用銀行の合併構想について──


1.本日、金融監督庁より、『住友信託銀行と日本長期信用銀行の両行から、合併する方向で、今後具体的な検討を進めていく旨の報告を受けた。』との連絡があった。

2.去る6月22日に金融監督庁が発足し、個別の民間金融機関に対する検査・監督事務については金融監督庁が担当することとなったが、大蔵省としても、今回の合併構想については、これまで両行が培ってきた銀行業務、信託業務、投資銀行業務におけるノウハウ等を融合させることにより、金融システム改革に対応するものと聞いており、こうした両行の取組みは金融システムの安定にも資するものと考えられ、これを高く評価するものである。

3.大蔵省としては、今後とも、金融監督庁及び日本銀行と緊密に連絡をとりながら、金融システムの安定に万全を期す考えである。


「金融企画局一覧」へ戻る

 ホームページへ戻る