平成11年４月23日

大　　 蔵　　 省

公認会計士審査会「会計士監査に関する
ワーキンググループ」の開催について

　公認会計士審査会（会長　片田哲也　(株)小松製作所会長）は、会計士監査について幅広い観点からの検討を行うため、公認会計士審査会委員及び企業会計審議会委員を中心とするワーキンググループを発足させることとし、本日第１回会合を開催しました。

１．

　開催趣旨等

　公認会計士及び監査法人は、その専門的能力と実務経験に基づき、独立かつ公正不偏な立場から、職業専門家としての正当な注意を払いつつ、適切な監査手続を実施していくことが求められている。
　近時において、企業の経済・金融活動が国際化、複雑化してきていること等を背景に、会計士監査による適正なディスクロージャーの確保が従来にも増して重要になってきている。
　また、会計士監査に対するニーズは質的にも量的にも拡大してきており、監査業務の難度も飛躍的に上昇してきている。
　公認会計士審査会においては、平成９年４月に、「会計士監査の充実に向けての提言」を行ったところであるが、提言から２年近くが経過した。近年の会計士監査を取り巻く環境等には、一層厳しいものがあり、会計士監査の在り方についての問題提起もなされている。
　これらを踏まえ、今般、公認会計士審査会委員及び企業会計審議会委員を中心とするメンバーに参加を求め、会計士監査の在り方について幅広く検討を進めることとした。

２．

　検討事項及び今後の進め方

　本日、第１回ワーキンググループ会合を開催。

　本テーマに関して、各界の専門家から適宜意見を聴取しつつ、幅広く検討を進め、問題点の整理等を行っていく。