1.日 時 平成9年1月30日(木)14時00分〜 2.場 所 大蔵省第一特別会議室 3.議事概要 ・ 「保険契約の解除・失効を前提とするか。あるいは継続を前提とするか。」「支払 保証制度の保証対象をどうするか。[保証対象となる保険契約]」を中心に自由討議 が行われた。 ・ 自由討議で出された意見は、おおむね以下のとおりである。 (支払保証制度の理念について) ・ 破綻保険会社の経営者、株主の責任は問われる必要があるのではないか。破綻保 険会社をそのまま存続させるのは適当ではないのではないか。 ・ 破綻保険会社をそのまま存続させないことが適当だと思うが、法律的には法人格 の存続についてどう考えるかといった論点があるのではないか。 ・ 基本は自己責任ではないか。但し、保険の分野においてそれを貫徹すれば不都合 が生じるので保護を図ることが必要になるのではないか。 ・ 保険については、長期の契約に関しては将来を見通して契約することが困難なこ と、保険商品を株式のように売却できない一方で中途解約は不利なことなどから、 自己責任を問いにくいことを踏まえる必要があるのではないか。 (保険契約の継続の要否について) ・ 時間の経過による保険のリスクの変化の度合いが個々の契約によって違う保険に ついては継続を図ることが適当ではないか。 ・ 再加入が困難かどうかに着目することが考えられるのではないか。 (保証対象となる保険契約について) ・ 保険契約者が企業である保険契約を対象外にすることが考えられるが、保険契約 者が企業であるか個人であるかを区別することは実態的には難しいのではないか。 ・ 保険種目について、保険契約者が主に企業であるか個人であるかに着目すること が考えられるのではないか。 ・ 保険契約者に着目するのか、被保険者に着目するのか、更に賠償に係る被害者ま で視野に入れるべきか、難しい問題だ。 ・ 保険業への信頼の確保という観点からみると被害者まで視野に入れなくてもいい のではないのか。 ・ 検討の入口でもあるので保証対象とする保険種目については幅広く考えてはどう か。 ・ 再保険については国際的ネットワークのもとで行われていることもあり、諸外国 同様に保証対象から除外することが適当ではないか。 なお、次回会合は平成9年2月20日(木)14時00分からとなった。 以 上
担当者:
大蔵省銀行局保険部保険第一課調査室 服部、胡桃沢 連絡先: 電話(代表) (3581)4111 内線5357、5173 本議事概要は暫定版であるため今後修正がありえます。 |