1.日 時:平成9年4月18日(月)、5月21日(水) 14時00分〜16時00分
2.場 所:大蔵省第2特別会議室(合同庁舎四号館4階)
3.議 題: 金融商品部会論点整理(案)についての検討
4.議事内容: 金融商品部会論点整理(案)について説明を行い、その後自由討議
を行った。
5.主な意見等
○ 論点整理の中で、国際的調和ということが書かれているが、単に外国の基準と
同一にすることが調和を図ることになるとはいえない。
○ 貸付金の減損については、割引現在価値の考え方を一般原則として位置づける
べきではないのか。
○ 金融商品全般について会計基準の設定を行う場合には、損益も含め、時価情報
のディスクロージャーについても時価が損益に反映されるものと反映されないも
のを選択する等の見直しが必要になるのではないか。
○ 金融商品について時価評価を導入することが、実現概念の拡張を意味するのか、
未実現損益も期間損益を構成するとの考えなのかにより、損益計算書に計上すべ
き利益概念の考え方が変わってしまうことになるという問題がある。
○ 資本部分を含まない複合金融商品については、分解して表示するより、一つの
デリバティブ取引として取り扱ったほうが適当であるものもあり、このような点
も論点整理の中で指摘したらどうか。
○ 経営者の意図等を基準として金融商品を時価評価されるものとそうでないもの
に分ける場合には、恣意性をいかに排除していくかが重要な検討問題になると思
う。
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