1.日 時:平成9年10月30日(木) 14時00分〜16時00分
2.場 所:大蔵省第2特別会議室(合同庁舎四号館4階)
3.議 題:金融資産・負債のオフバランス化について
4.議事内容:金融資産・負債のオフバランス化について参考人からヒアリングを行っ
た。金融資産・負債のオフバランス化について説明を行い討議を行った。
5.主な意見等
・金融資産・負債のオフバランス化の審議に際して出された主な意見は次のとおり
○ 直接金融に代わり間接金融が発達していく状況においては、財務構成要素アプロー
チによる方が望ましいと思われる。ただし、ローン・パーティシペーションやデット
・アサンプションは財務構成要素アプローチでは、オフバランス化できなくなってし
まう。我が国における金融機関と取引先との関係、マーケットや法的な整備状況を考
慮して、例外的な取扱いを認める必要があるのではないか。
○ ローン・パーティシペーションについて債務者への通知が行われないのは、債務者
へ通知することについてに原債権者に抵抗感があるからである。また、原債権者以外
の第三者が取引関係に加わるのは取引先にとっても不安感があるのではないか。
○ デット・アサンプションについては、実務上社債の買入償還が困難であることから
すると何らかの方法で認める必要があるのではないか。
○ ローン・パーティシペーションやデット・アサンプションについて、例外的な取扱
いをするのであれば投資家から見てもわかりやすいように開示方法を工夫することが
必要ではないか。
○ 手形割引については貸借対照表では売却処理、損益計算書では金融処理が行われて
おり整合していない。金融資産・金融負債のオフバランス化で財務構成要素アプロー
チを採用するのであれば、手形割引の処理についても整理する必要がある。
| 担当者及び連絡先 大蔵省証券局企業財務課 寺田、平松 TEL 03-3588-4111 |